2013-01-01から1年間の記事一覧

マーシャル・クレイグさ先生

2013年の最後まであと二日残った今日、賓客が奎章閣にいらっしゃいました。オクスフォード大学で壬辰戦争時期のことを研究されるマーシャル・クレイグさ先生に久しぶりに会いました。先生については下のリンク先を参照。http://www.orinst.ox.ac.uk/research…

With Shrine Visit, Leader Asserts Japan’s Track From Pacifism

日本の近代史は侵略の歴史ではなく、欧米列強からの独立の確保と植民地争奪の競争の歴史だったということ。そして、日本は運悪くしてアメリカに負けたために「戦犯国」となっただけ、ということ。日本の支配層がそのように思うのは自由ですが、そのような考…

memo 2013 1225 - 一寸先は闇

年賀状をほぼ書き終えました。明日送ると、来年の冒頭に届きでしょう。書きながら、去年このごろのことを思い出しました。出張で行った東京のホテルで真夜中に年賀状を書きながら、いろいろと悩みました。そして1年。本当に人生って、一寸先は闇ですな。ダン…

手作り風はんこ作成ツール - 郵便年賀

日本郵便が提供するハンコイメージ製作ツール。私の蔵書印である「寶幸濱齋」と「意怠文庫」をそれぞれ朱文と白文に作ってみました。イメージファイルもハンコ風に変換できます:)http://yubin-nenga.jp/hanko/

メモ2013 1223 - 年末

忘年会・新年会の日程がカレンダ上にぎっしりと入り、来年の発表・執筆が川霧のように目の前に立ち込めるのが、本格的な年末年始の感じがしてきました。そのなかでも一番年末らしきものは、やはり年賀状の宿題ですね。今年は例年より多めに送るつもりなので…

メモ20131219 - ある冬、夕暮れの風景

昨日は、約束をして会おうとしていた同学の研究者と奎章閣で出くわしました。研究のことを語り合い、古文献の難解な字を解読する間も、雪はこんこんと降っていました。ある冬、夕暮れの風景でした。

memo 2013 1212 - 静寂

日本に行ってきて舌苔が出ました。さすがに疲れましたね。でも、一昨日と昨日、二つの重要なプロジェクトが動き出したので気持ちは愉快です。プロジェクトの話し合いから戻り、些細な業務を終えると、いつもの時間になっていました。一日中泣きっぱなしだっ…

memo - 雪が降っているだろう

日本から戻った次の日、近代韓・日本の開港場と食文化に関する講演を準備しながら過ごしました。牛肉丸の論文を書いて以来、食べ物に関する仕事が増えつつあります。一方、長い間構想してきたプロジェクトがやっと動き出しそうです。その動きのほとんどは私…

memo 2013 1205 - 出国

今日は出勤直後から会議、講演の参加、満洲語ゼミ、再び講演の参加、が終わると夜になっていました。出国前日に身の回りの片づけがしたかったのですが・・・ダンビは今日病院に行きましたが、写真を見る限り、「大人」しかったようですね^^明日早々の飛行…

memo 2013 1204 - 出張準備

火曜日は国防大学校で講演。水曜日は奎章閣新進学者支援事業の報告。拙稿の修正投稿および論文審査。やっと一息つきながら、金曜日の東京出張計画を確認しています。今回の出張では私的な日程を減らす代わりに、研究協力のためのミーティングを少し増やし、…

最近いただいたご著書 2013 1202

11月の締め切りの津波が鎮まり、新しい論文を準備するために和本をチェックしながら12月を迎えました。やはり一次資料を眺めていると興味深いアイデアが絶え間なく沸いてきます。思い浮かぶものが多すぎて、自分の一生の間にこれらのアイデアをすべて文章に…

メモ20131201 - 父と娘の手相

ダンビのために今日も賑やかで穏やかな休日でした。昼間にダンビが掌を開いて寝ていたので、私の掌を並べてみましたところ、手相が同じでしたね。爪先も同じだったのに、手相も似てる〜 妻は一方では面白がり、一方では、ダンビも私同様、若い時に苦労するの…

memo 2013 1128 - 洗濯

最近、洗濯する時間がなかったので、この真夜中に洗濯機を回しながら資料を整理しています。ヤフオクをチェックする際、気になる文献はオンラインで原典を確認し、リンク先を集めてきました。今夜はこのように強制的に起きていなければならないので、今まで…

memo 2013 1127 - 壬辰戦争研究のすすめ

昨日は壬辰戦争関連のシンポジウムがあって、久しぶりに同僚研究者の方々と話し合いました。話のテーマはいつも同じで、壬辰戦争の研究にはやるべきことがたくさん残っているのに、現在、若い研究者がほとんどいないのが残念だということです。特に、朝鮮史…

「金誠一に関する近世日本の認識」

水曜日に「金誠一(キム・ソンイル)に関する近世日本の認識」というタイトルの発表を行います。『鶴峯先生文集』と『海槎錄』の対馬伝来と対馬側の反応、近世日本における金誠一認識の変化と『懲ひ録』の及ぼした影響といった二つの軸になります。以前から…

memo 2013 1124 - 挿絵と浮世絵

先週発表した内容を論文にして投稿し、ストレッチングし、そろそろ寝ようと思っています。ダンビはぐっすり寝ています。発表後の討論が興味深い場合はそんな多くありませんが、先週の発表後の討論ではたくさんのヒントを得ることができました。今までは壬辰…

memo 2013 1121 - 梨花史学研究所での発表を無事終えました

昨日は梨花史学研究所での発表を無事終えました。討論の先生を始め、散漫な発表を好意的に聞いてくださった方々が大勢いらっしゃったことが有難かったし、妻の母校で発表することになって一層感慨深かったです。また、私の考えを長々と語るより、古書の実物…

memo 2013 1120 - 一安心

11月中に書かなければならなかった3つの原稿を今晩、書き終えました。三つともに締切日を過ぎてしまったのが気がかりですが、3つの論文のテーマはいずれも長い間の宿題だったので、少なくとも私はそれぞれの内容に満足です。11月中に発表を2つ、12月に慶応大…

今日も無事講演を終えました

今日も無事講演を終えました。進んで私の話を聞くためにいらっしゃった100人程度の聴衆を前に講演することができるというのは、確かに幸運なことでしょう。

『続々戦国武将逸話集‐訳注『常山紀談』巻十六〜二十五』(勉誠出版、2013)

新生児は一日のほとんどを寝ると聞きましたが、うちの娘はぜんぜん寝てくれません。お蔭様で妻と私は最近、いつも睡眠不足状態です。日曜日の夜明け前に論文を一本仕上げ、来週発表するもう一本を書かねばなりませんが、頭がぼっとしています。気を取り直す…

この度の週刊文春の記事

この度の週刊文春の記事により、韓日関係について韓国側が取れる手段は全て無くなったと見做さなければなりません。

メモ2013 1114 - 設計図が作れない

来週と再来週の発表を準備しながら頭を抱えているここ数日です。おそらく来年、某新聞の紙上で1年ほど連載をすることになりそうで、そのコンセプトを決めるのに一層頭を抱えていた昨日でした。特に来週の発表は内容がちょっと難しく、なかなか設計図が作れな…

『校勘・解説 懲ひ録』刊行記念講演

ただいま、『校勘・解説 懲ひ録』刊行記念講演を終えて帰宅しました。寒い天気にもかかわらず100名余りの方々がいらっしゃいました。新しく作成した講義案が効果的でよかったです〜〜

memo 2013 1110 -「『懲ひ録』で見る壬辰戦争とアジア」

学者でない方々を相手に初めて講演したのは2012年5月でした。その後、様々なところで講演をしてまいりましたが、いい経験になったと感じた時もあれば、虚しいと感じた場合もありました。韓国の市民が何をどう考えるかを分かることができ、時には執筆につなが…

ソウル大学韓国史学科第14回コロキウム

昨日はソウル大学韓国史学科の第14回コロキウムで講演しました。10人あまりの韓国史学科の方たちと友好的な雰囲気の中、私が最も自信を持って語れる16−19世紀日本の対外戦争文献について、原本をお見せしながら2時間にわたって話し、質疑応答。今月に予定さ…

2013 1104 最近頂戴した玉著・玉稿

韓日領国の学術誌に掲載される両国の学者6人の原稿を両国語であちこちと動かす作業を夜明け前に終えました。8月からはじまったこの作業の結果は、韓国語では今年12月に、日本語では来年出ます。他の赤ちゃんは百日のお祝いが終わると夜はよく寝ると聞きまし…

東アジアにおける占本の挿絵の共通性をめぐって

慶應義塾大学15 〜17世紀における絵入り本の世界的比較研究プロジェクト シンポジウム「東アジアにおける占本の挿絵の共通性をめぐって」2010年12月開催の「絵入り占本シンポジウム」で金時徳氏により報告された、日本の『大易断例卜筮元亀』と韓国の『唐四…

memo 2013 1030 - 10月の仕事が終わる、やっと。

昨日は慌しい一日を過ごしました。『教授新聞』からの書面インタビューに答え、ソウル大学国史学科コロキウムの資料を作り、締切日を10日過ぎた『文献と解釈』投稿原稿の「立花朝鮮記」の解題・翻訳を書き、アポなしにいらっしゃった東京大学の長島裕明先生…

何をすべきか。

何をすべきか。娘がやっと眠りに着き、妻も休憩する真夜中。締め切りを過ぎた原稿がありますが、どうせ今夜は完成できそうにないので、短い文章を書きながら頭を冷やしてから寝ようと思います。2012年に『彼らの見た壬辰戦争』(学古斎)、2013年に『校鑑・…

作業

論文を一つ終え、次の論文と討議文を書くために外出。『文献と解釈』に載せる『立花朝鮮記』を読んでいて、あら、びっくり!昨日の論文に引用した文献と異本関係ではありませんか。壬辰戦争文献を十数年読んできても、新発見は尽きません。一年ほど『懲ひ録…