2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

国際シンポジウム「日本と〈異国〉の合戦と文学」(12月3日)

まだ正式には決まっておりませんが、以下のようなシンポジウムが開かれます。近日中に広告が出ると思います。まだ正式ではありませんので、他の方々のお名前・発表タイトルは省いて、私のものだけ公開します。国際シンポジウム 日本と〈異国〉の合戦と文学12…

拙著への某先生の書評

某先生の書評。評価・指摘ともに、的に当たっていて恐ろしい。 http://zassyokukei.seesaa.net/article/178276258.html

『葉隠』の読み直し

「『葉隠』の読み直し」という小論を書き終えました。年末にぺりかん社から刊行される『江戸の思想史と文学史』に、コラムのような形で載ります。「武士道」(made by Nitobe)という呪縛から開放され、近世日本の軍記・軍書のコンテクストに置かれた状態の…

田中優子先生

北海道新聞に拙著『異国征伐戦記の世界 韓半島・琉球列島・蝦夷地』の書評が載りました。法政大学の田中優子先生がお書きになったことと、ほかでもない「北海道」の新聞に載ったこととの二点が特にうれしいです!http://www5.hokkaido-np.co.jp/books/backnu…

高橋圭一先生

高橋圭一先生の『大坂城の男たち―近世実録が描く英雄像』(岩波書店、http://amzn.to/dFvWvw)を入手。早速、上半期に刊行予定の拙著に後藤基次の項目を引用しました。また、真田幸村の後日談に関しても別の論考を準備しているので、こちらも引用候補。まさ…

『中世の軍記物語と歴史叙述』

先日刊行されました『中世の軍記物語と歴史叙述』(竹林舎)に、百合若大臣文献群における蒙古襲来言説に関する拙稿が載っております。このテーマは数年前から暖めてきたものですが、今回、錚々たる中世研究者の間に混じって、やっと形になりましたことはう…

『(2010年度)古典籍展観大入札会目録:和本の世界へ‐千年の時を超えた書物との出会い‐』

『(2010年度)古典籍展観大入札会目録:和本の世界へ‐千年の時を超えた書物との出会い‐』(東京古典会)。以前の目録に比べ、急に本らしくなってきた感じです。去年、慶応大斯道文庫に発表に行った際、頂戴しました。このような本はこのまま、東アジア文献…

菊池勇夫先生

菊池勇夫先生より『北日本地域における田村麻呂・義経伝説の近世的展開』を賜りました。入手困難な科研報告書を、しかも、震災の最中に遠くまで送って下さい、感謝しております。特に、諸文献に散在する田村麻呂・義経関連箇所が隈なく拾い上げられている「…

「田中彌性園文庫」@杏雨書屋

「桃山末期から散逸させなかった田中家の底力と意志の持続が凄い」:桃山末期から散逸していない個人蔵書 書痴の楽園「田中彌性園文庫」@杏雨書屋 http://t.co/GCwFWQv

朴通事、元の大都を歩く

元国に住む高麗人の為の高級会話集『朴通事諺解』を一般向けに解説した本『朴通事、元の大都を歩く』(박통사, 원나라 대도를 거닐다)が韓国語で刊行されました。3冊予定の第1冊目。執筆に参加した4人の訳学研究者の一人の先生と知り合いで、この本に関…

ヤフー・オークションによる書誌学の練習

ヤフー・オークションによる書誌学の練習を一年ぶりに再開。出品者の顔顔触れに変化が感じられます。12月に青山大でシンポをやるんですが、近世の太閤記・朝鮮軍記物が明治初期に曖昧な形で活字化されるプロセスを検討するつもりです。オークションでもそ…

台湾文献叢刊

『台湾文献叢刊』を検討中。川口長孺のものが2つ入っている。琉球列島に関する文献を載せるのは「大琉球・小琉球」論争の反映か。台湾に関する韓半島の文献はなかったんだろうから叢書に含まれなかったことだが、そうでない場合も、中・日両国で作られる叢…

飯倉先生のコメント

井上先生との共著に対する飯倉先生のコメント(http://bit.ly/kTvlgW)「ユニーク」で「タイムリー」とのお言葉が何とも絶妙と感じられます。ところで、井上先生との対談には、若干敏感な話題も載っていますが、言っちゃってよかったか悪かったかは今になっ…

立命館大学所蔵貴重書アーカイブ

立命館大学所蔵貴重書アーカイブ(http://t.co/Hnnalav)という処に辿り着きました。近世小説研究者の高木元先生所蔵の切付本(近世末期の読本の一形態)の画像が大量に公開されていて、昨晩から興奮してチェック中です。12月に青山大学で開かれるシンポで大…

天津ワークショップ

今回の天津ワークショップの際に獲得した本。数度の中国旅行経験から、気に入った本に出会ったら、その場で買わないと再会できないという「一期一会」の極意を手に入れましたので、天津博物館でこれらに遭遇し、その場で買いました。予想通り、今回、二度と…

某友人の、共著『秀吉の対外戦争』へのコメント

歌舞伎を研究する某友人が、共著『秀吉の対外戦争』の書評を書いてくれましたので、許可を得て私のブログに転載しました。新刊の井上泰至・金時徳『秀吉の対外戦争』(笠間書院)読了。日本側の用語でいう文禄・慶長の役に関する文学についての論考10章と対…

天草筆記なのか、天草軍記なのか

九州大学デジタルアーカイブを調査中。『天草筆記』というものが入っていますが、実際は『天草軍記』ですね。詳しく読んでいませんが、天草の乱に関する実録体小説でしょう。文書館等には史料と作品の中間的な存在の文献が多く所蔵されているという一例。

国立史料館所蔵史料目録

http://www.nijl.ac.jp/info/mokuroku.html 国立史料館所蔵史料目録。国文研に留学中は対外関係の文書・文献をいくつか調査してはいますが、留学という時間の制約があって、自分なりの全面的な調査には至りませんでしたのが残念です。今度国文研・史料館に行…

白湖林悌(1549−87)

「李星湖僿説曰:林白湖、気豪不拘検。病将死、諸子悲号。林曰:「四海諸国、未有不称帝者。独我邦終古不能。生於若此陋邦、其死何足惜」命勿哭」『白湖集』。ただし、林悌(1549−87)は高麗王朝が一時期「称帝建元」したことを知らなかったか、もしく…

茨城大学・菅文庫

茨城大学図書館ホームページの地域連携・郷土資料のうちのひとつである「菅文庫」(http://epic.lib.ibaraki.ac.jp/)は、21世紀が始まったころ、即ち、私が韓国で古典日本学を研究したときから利用してきたところです。韓国では入手できない文献の原文が見…

江戸時代流通字引大集成

国立国会図書館所蔵・亀田次郎蒐集江戸時代流通字引大集成(http://www.yushodo.co.jp/micro/kensaku/edo_1/index.html)。収録目録はこちら(http://www.yushodo.co.jp/micro/kensaku/edo_1/reel.html)。この叢書、あれば便利ですが、価格が1,283,100円!…

九州大学・長沼文庫

昨日に引き続き、九州大学・長沼文庫のデータベースをチェック中。厳島神社文書の中から「豊太閣高麗陣書物」「太閣様高麗陣書物写」を見つけました。特に前者は、北島万次先生のご本の中から書名を接して以来探していましたが、北島先生は初期著書では、利…

開始

来年の正月から江戸時代の小説の翻刻を載せます。今は来年に向けて練習しています。当分の間はツイッターのほうに力を入れるつもりですので、どうぞよろしくお願いします。