2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

memo 2016 0630 -『異国征伐戦記の世界』の続編

今年8月に韓国で刊行される『日本の対外戦争』は、2010年に笠間書院で刊行された『異国征伐戦記の世界』の翻訳です。この本の続編として構想してきた本の設計図が、ついに、この真夜中に完成しました。『異国征伐戦記の世界』の三つの柱だった韓半島・琉球列…

感慨と歯痛の深い日曜日の夕暮れ

『アジア遊学 198:海を渡る史書ー東アジアの「通鑑」』拙序文

今日から販売が始まった『アジア遊学 198:海を渡る史書ー東アジアの「通鑑」』に載せた拙序文です - * -「板木の森を彷徨い、交流の海に至る」(金時徳)「通鑑」という名を冠する一群の史書がある。司馬光が一〇八四年に完成した『資治通鑑』から朝鮮時代…

『海を渡る史書 - 東アジアの「通鑑」』と『近世日本の歴史叙述と対外意識』

金時徳, 濱野靖一郎編『アジア遊学 198 : 海を渡る史書 - 東アジアの「通鑑」』(勉誠出版, 2016)金時徳「フヴォストフ事件と『北海異談』―壬辰戦争の戦争史的な検討と『海国兵談』の利用を中心に」,井上泰至編『近世日本の歴史叙述と対外意識』(勉誠出版, 20…

『京郷新聞』連載「韓国の知らない日本」

『京郷新聞』に連載している「韓国の知らない日本」の、現在までに4編の拙稿を纏めてご紹介します。 1. とある地方書店の話 http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?artid=201604082053005&code=970203 2. シベリアからの手紙 http://news.khan.…

梅雨の匂い

梅雨の到来を告げる古書の匂いが、ふと、留学していた頃を思い出させました。

花闘の誕生!

『京郷新聞』連載の第4回目では、トランプから花札を経て花闘に至る5百年間を辿りました。http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?code=210100&artid=201606172132005

佐々木孝浩『日本古典書誌学論』(笠間書院、2016)

佐々木孝浩先生の初めての単著『日本古典書誌学論』(笠間書院、2016)を賜りました。本をめくりながら、考え込んでしまいます。写真の下の2冊は、2006年下半期と2007年上半期に慶応大学斯道文庫で高橋智先生と佐々木先生のご講義を聴講した際の教材でした。…

『アジア遊学198:海を渡る史書ー東アジアの「通鑑」』

「中国宋代、司馬光により編まれた編年体の史書『資治通鑑』。それは新たな史書の典型として、朝鮮の『東国通鑑』、日本の『本朝通鑑』など、一群の「通鑑」の名を関する書籍を生み出すこととなった―。2014年に韓国で再発見された『新刊東国通鑑』の板木を起…

『三島中洲と近代 其四 戦争と漢学』

二松学舎大学の町泉寿郎先生より『三島中洲と近代 其四』をいただきました。これでシリーズ・コンプリート!しかも、今回の「戦争と漢学」は私の研究テーマとずばり化なさるので、とても参考になります。どうもありがとうございました!

拙書評『日ロ関係史: パラレル⋅ヒストリーの挑戦』

去年、東京大学出版会から刊行された『日ロ関係史: パラレル⋅ヒストリーの挑戦』への拙書評が、ソウル大学人文学研究院の『人文論叢』73-2号に掲載されました。http://ioh.snu.ac.kr/06_03_book/sub01.php

「『韓半島とユーラシア東海岸の五〇〇年史』について」

『国文研ニューズ』No.43(平成28年5月6日発行)にこういった文章を載せました。==========○『韓半島とユーラシア東海岸の五〇〇年史』について 金 時徳(ソウル大学奎章閣韓国学研究院 助教授/平成21(2009)年度修了生)この度、拙著『韓半島と…

佐藤温さん、おめでとう!

私はいただけなかった賞。もう40歳なので無理ですね。うらやましいです。佐藤さん、おめでとうございます!http://www.kinseibungakukai.com/doc/winner.html日本近世文学会賞規約により、平成二十七年度日本近世文学会賞は、『近世文藝』百二、百三号に掲載…