2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『書林清話』

清代の書誌学書『書林清話』の韓国語訳を購入(http://www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?partner=rss&ISBN=8994079505)。翻訳者は家学として漢学を身につけ、現在は銀行の役員をしながら書誌学の研究を進める在野の実力者。昨日は翻訳者による韓国書誌…

「東アジアにおける漢文翻訳関連の工具書籍の現状と課題」無事終了

韓国古典翻訳院の主催でソウルで開かれたシンポジウム「東アジアにおける漢文翻訳関連の工具書籍の現状と課題」が無事終わりました(http://d.hatena.ne.jp/hermod/20111010/1318236944)。私も、自分が担当した山辺進先生のご発表の討論を無事終えることが…

ソウル市長補欠選挙の結果に関して

今日の選挙についてつぶやいたことをまとめました。4%差〔YTN〕。誤差2.3%範囲以上で野党側の勝利。十年ぶりの野党側出身のソウル市長が誕生。地方自治体においては、どのようなイデオロギーを持った勢力が執権を握るかではなく、勢力の交代が頻繁に起…

上田信道の児童文学ホームページ

児童文学・児童文化史研究家である上田信道先生のウェブサイト(http://nob.internet.ne.jp/)。只今書いている論文に参考にしています。「研究ノート」に公開されている多様なご研究はワクワクさせます。例えば、「大正期における日米未来戦記の系譜」など…

大阪市立図書館イメージ情報データベース

公開の仕方に疑問や不満は感じられますが、にもかかわらず、「百人一首文庫」などの画像を公開しているのはありがたいことです。例えば、相撲番付や武鑑の場合、私には、大阪市立図書館側が公開した画像からは文章がほとんど読めません。これは私のくずし字…

『重宝記資料集成』

今晩もヤフオクを眺めています。『増補咒咀調法記大全』のように、占い書好きの僕にはたまらないものもいくつかありますが、それよりも、今日は興味深い発見がありまして、ただ今興奮状態。幸い、当該文献は韓国国立中央図書館のウェブ上にも全文の画像が公…

海外で日本学をやるということ

今夜、論文を書きながら、暇つぶし(?)に拙著『異国征伐戦記の世界』が欧米のどこの大学に入っているかを調べてみました。現在、アメリカのHarvard大学Yenching研究所とYale大学、イギリスのCambridge大学とOxford大学、オランダのLeiden大学に入庫されて…

蒹葭堂と通信使問題

昨日の韓国18世紀学会での、木村蒹葭堂に関する発表。発表する私も面白く感じつつ話し、聞いてくださる先生方の反応も上々でした。私の発表に続いた発表は東アジアにおける「雅集図」に関する内容でしたが、ここでも木村蒹葭堂が登場して驚きました。木村…

An Irish Airman Foresees His Death

An Irish Airman Foresees His DeathI know that I shall meet my fate Somewhere among the clouds above; Those that I fight I do not hate, Those that I guard I do not love; My country is Kiltartan Cross, My countrymen Kiltartan's poor, No like…

大島明秀先生から頂いた本・論文

熊本県立大学の大島明秀先生より、山ほどの本や論文を頂戴しましたので、そのリストを作成してみました。◎熊本文化研究叢書7『近世天草風俗資料集』 ◎中津市歴史民俗資料館 分館 医家史料館叢書 8-10『史料と人物2』『人物と交流2』『史料と人物3』 ◎中…

「18世紀の日本における知識人グループの海外知識と出版」

このブログやツイッターでも何回か宣伝しましたが、2011年度韓国18世紀学会秋季学術大会での発表がいよいよ今週に迫ってきました。「18世紀における東・西洋の知識人の社交」というテーマの今大会で、わたくしは木村蒹葭堂・岡田玉山・『唐土名勝図…

山辺進「日本の漢文工具書籍の現状と課題」inソウル

10月28日にソウル歴史博物館で、韓国古典翻訳院の主催で「東アジアにおける漢文翻訳関連の工具書籍の現状と課題」という大会が開かれます。韓国・日本・中国・台湾・ベトナムの研究者が集まってそれぞれの国の現状を報告するこの大会で、二松学舎大学の…

今回いただいた本

この度の日本近世文学会・高麗大学大会は大変な盛況でした。遠く、ソウルまでいらっしゃった日本の先生方、お疲れ様でした。さて、今回、知り合いの先生から何冊もの本をいただきましたので、思い出として書いておきたいと思います。まず、和本から。某先生…

日経夕刊

日本経済新聞(2011.9.28)で、井上泰至・金時徳『秀吉の対外戦争:変容する語りとイメージ--前近代日朝の言説空間』が紹介されました(夕刊13面)。評者は井上章一氏です。【笠間書院】http://kasamashoin.jp/2011/09/2011928_1.html

日本近世文学会

金曜日と土曜日の二日間にわたって、韓国・高麗大学で開かれた日本近世文学会のシンポジウムと研究発表、懇親会が終了しました。日曜日の明日は文化散歩として故宮めぐり。個人的には、今回の会の件で訪韓した知り合いの先生と月曜日に約束がありますが、水…