2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『漢詩で読む茶山の流配日記』『冒険・淫風・怪異‐東アジア古典小説の世界』

最近入手した2冊のご著書です:ジョン・ミン先生の『漢詩で読む茶山の流配日記』と染谷智幸先生の『冒険・淫風・怪異‐東アジア古典小説の世界』。尊敬するお二人の新著を拝領し、研究への意欲を新たにする次第でございます。次の拙著は来年刊行されます。

『ソウル新聞』のコラム

ただいま、『ソウル新聞』に載るコラムを完成しました。壬辰戦争の際の朝鮮側の状況、そして、近世日本の壬辰戦争言説に関する内容を400字原稿用紙10余枚に書きました。今年4月に身近なテーマを『朝鮮日報』に連載したことはありますが、重いテーマを…

名古屋出張の成果

●蓬左文庫所蔵本のコピー1千余枚。小瀬甫庵『朝鮮征伐記』、太田牛一の著作数点など。時間がなかったので原本を閲覧できず、コピーのみ入手したので残念至極。 ●『概説古文書学近世編』『図録古文書入門事典』 ●豊臣秀吉ハローキティと、加藤清正の「南無妙…

名古屋出張、そして、戦争の記憶

今日からの3日間、日本18世紀学会の招待を受け、韓国18世紀学会の会長先生を随行して名古屋に滞在します。到着早々、名古屋大学で発表があります。私は『絵本太閤記』と木村蒹葭堂グループのことを語ります。 さて、先ほどまで一文を書いていました。7…

熊野牛王符

特異な形の古文書。日本人の歴史的な烏愛好を実感させる一例と言えますね。もちろん、日本の大都市に住んでいると、実際生活上、烏を愛好することはとてもできませんが(笑)。ときどき、ヤフオクで見かけますが、最低1万円は超えます。熊野牛王符は現代日…

<日本の古文献講読II>開設

5−6月にプルンヨクサ・アカデミー(http://cafe.daum.net/purunacademy)で行った<日本の古文献講読I>に引き続き、7−8月にも<日本の古文献講読II>を開くことにしました。近代の韓日歴史を素材として、1882年に草紙の形で出版された『朝鮮暴徒実…

『先ゲンギェン=ハン賢行典例』

中国・明王朝を滅ぼす前の満洲人の歴史を伝える重要な文献『先ゲンギェン=ハン賢行典例』。この文献を中国第一歴史档案館で発見した石橋崇雄先生の論文が次。「芿初入關前の無圈點滿洲文檔案『先ゲンギェン=ハン賢行典例』をめぐって : 芿朝史を再構築する…

益山・黄登・群山地域の近代遺産を回りました

去る6月6-7日、益山・黄登・群山地域の近代遺産を回りました。まだ真夏にはなっておらず、割と快適な旅でした。先生方のご協力のおかげで、とても有益な成果を上げることができました。写真は昔の群山市街地の旧商家と、私の姿がかすかに映ったショットです…

最近いただきました御著書・玉稿

最近いただきました御著書・玉稿。じっくり勉強させていただきます。ご教示を賜り、いつも感謝しております! ● 渡辺浩一・大友一雄ほか『9−19世紀文書資料の多元的複眼的比較研究 2011年度年次報告書』(人間文化研究機構、2012・3) :渡辺浩一・…