2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧
論文と本というのは、研究の結果ではなく、研究する過程の一瞬を時空間的に切り取り固定させる、一種のパフォーマンスのようだと思います。6月に『アジア遊学ー東アジアの「通鑑」』を刊行したあと、当分の間は『新刊東国通鑑』に関する新しい情報は出てこな…
2013年から続いている現代日本語講読会。ここ1年間は益田ミリさんの随筆を読んできました。今日、読了。来週からは村上春樹さんの『はいほー!』を読むことに。一方、先月からスタートした近代日本語講読会は、志賀直哉の『城崎にて』を読了。今後は時…
熊本県立大学の大島明秀先生より、徳富蘇峰に関する資料が届きました。ちょうど今夜、目下執筆中の拙著『戦争の文献学』にて、蘇峰が登場する件に至りました。蘇峰に関しては、当然のことながら、以前から注目していましたが、このように速く彼のことに触れ…
故・杉仁先生。2010年に「書物・出版と社会変容」研究会で発表した際にお会いし、一回メールをやり取りをしました。この頃、『戦争の文献学』を執筆する途中、あの際のご教示を思い出しまして、追加のご質問をしようとメールをお送りしましたところ、返送さ…
中秋の名月の連休がスタート。9月は半分残りました。自分の本がだんだん面白く感じられてくるのを見ると、終わりが近づいてくるのですね。執筆が終わったら、パソコンの下に積んでおいたキッシンジャーやブレジンスキー、エルロン・マスク、和田春樹の本をす…
『戦争の文献学』の細部目次を確定。 現在、A4で290枚。これからが真剣勝負のスタート。 9月末の締切日まで、実際に与えられている時間は15日ほどになるでしょう。
たまたま、ウィキペディアの「軍学」項目を閲覧。石岡久夫の『日本兵法史 - 兵法学の源流と展開』(雄山閣、1972)や野口武彦の『江戸の兵学思想』(中央公論社、1991)は見当たらず、現代の某「軍学者」の本がメインな参考文献と掲げられているのを確認。つ…
『京郷新聞』連載第8回目「高句麗と新羅」は、高幡不動と高麗神社と八戸と松前の話です。http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?www&artid=201609092042005&code=210100
『異国征伐戦記の世界』の韓国語訳『日本の対外戦争』が2刷を刊行しました。日本語版はいまだに初刷りが残っている模様(涙)来年の2−3月ごろ、『日本の対外戦争』の続編が刊行されることになるので、来年中に日本語訳を終えて、2018年には日本のみな…
ほぼ全て「太閤記物」。明日は格段の古物商営業日和!
2007年12月1日、日野・高幡不動にて。もう10年が経とうとしています。今週の『京郷新聞』連載で高幡不動に触れます。留学の時から考えていたことを、やっと文章にすることができました。
『戦争の文献学』は今日の時点でA4の217枚。綺麗に2部4章となっています。一般読者が気楽に読める本ではありませんが、『異国征伐戦記の世界』同様、じっくり読んでいくうちに興味を持つようになる、そんな本になることと信じます。