2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『日本外史』と『征韓偉略』

江戸時代における漢文と和文の関係についての発表を依頼されています。色々と頭の痛い毎日ですが、それでも研究は休めない。せっかくなので、これまで手をつけていなかった頼山陽の『日本外史』のことを取り上げることにしました。十九世紀における朝鮮軍記…

『史学雑誌』 「回顧と展望 2016:近世総論」

『史学雑誌』 「回顧と展望 2016:近世総論」。編集を担当した『海を渡る史書』、そして、『北海異談』のことを取り扱った拙稿を載せた『近世日本の歴史叙述と対外意識』のことに触れていただきました。光栄です!

『シベリア出兵』,『White Siberia - The Politics of Civil War』

ロシア革命と干渉戦争、そして、セミョーノフ、コルチャーク、クラスノシチョーコフ。ついに、この2冊が揃いました!原暉之『シベリア出兵:革命と干渉1917–1922』 N.G.O. Pereira『White Siberia - The Politics of Civil War』[自著・他著(本について)]…

松木明知『中川五郎次とシベリア経由の牛痘種痘法』より

松木明知『中川五郎次とシベリア経由の牛痘種痘法』(北海道出版企画センター、2009)より。こんなこともあるものですね。「函館から帰って数日後のある晩「懇意の古書店に初版が入荷した」という夢を見た。翌朝これが「夢」と判って落胆したが、もしや…

『近世文学史研究 第三巻 十九世紀の文学』「日露戦記」

ほぼ4か月ぶりに真面に、論文を書き下ろしました。ロバート・キャンベル先生編集の『近世文学史研究 第三巻 十九世紀の文学』(ぺりかん社)に入れる「日露戦記」項目。原稿用紙38枚。ひょっとすると、研究者として書く最後の論文になるかもしれませんが…

つぶやき。

今学期は私の人事問題で大いにもめています。今回の危機は何とか乗り越えそうですが、韓国で日本文学・文献学を研究することの困難さには、覚悟していた以上に厳しいものがあります。向うから戦いを挑んできた以上、勝つしかありませんが、その後、できるな…