2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

中秋の名月

去る1年、振り返ることなく、そして、自分の能力を省みることもなく、学会発表と原稿執筆を依頼される都度、受け入れてきました。結果、渋滞が数回生じましたが、先週もそうでした。それで、10月に予定されている学会発表を消化した後は、ちょっと余裕を持っ…

『日本と〈異国〉の合戦と文学 日本人にとって〈異国〉とは、合戦とは何か』

‎10月下旬に『日本と〈異国〉の合戦と文学 日本人にとって〈異国〉とは、合戦とは何か』といった名前の本が笠間書院から出版されます。去年12月に青山学院大学で開かれた同タイトルのシンポジウムで、4人の日本人の中世文学研究者と1人の韓国人の近世文学研…

日本古文献講読シーズン3の3回目の授業

今日は日本古文献講読シーズン3の3回目の授業がありました。『琉球談』の「日本へ往来の始」と「俳優」を読みました。有名な島津氏の琉球征服のことや鶴亀兄弟の話など、興味深い話が満載です^^

絵手本

「絵手本」。最近、念頭においている問題系です。東京芸術大学附属図書館貴重資料データベース(ユーザー登録が必要) http://images.lib.geidai.ac.jp/金沢美術工芸大学附属図書館 絵手本DB http://www.kanazawa-bidai.ac.jp/tosyokan/edehon/main1.htm九州…

『犬百人一首』

『犬百人一首』。これ、すごい!!!頓智てんほう「あきれたの/かれこれ囲碁の/友をあつめ/我だまし手は/終にしれつつ」(原歌:天智天皇「秋の田の/かりほの庵の/苫をあらみ/わが衣手は/つゆにぬれつつ」)http://libir.mukogawa-u.ac.jp/dspace/ha…

勉強すべきものは無限大

火曜日の強行軍による疲労と風邪で、昨日は一日中寝込んでいました。しかし、土曜日の発表を準備せねばならなかったので、真夜中に目をさめました。幸い、江戸時代の出版関係の御触書といった身近なテーマだったので、予想より早く終えられました。そうした…

『説話文学研究』第47号

『説話文学研究』第47号に、目黒将史氏による拙著『異国征伐戦記の世界 韓半島・琉球列島・蝦夷地』の書評が載ったそうです。氏には去年12月にお会いしましたが、あの際は書評のことは聞いていませんでしたので、氏に書評の依頼があったのはその後でしたかね…

午前9時から午後9時まで

今日は午前9時から午後9時までソウルと近郊で三つの講義を行いました。大型カバンいっぱい和本を入れて移動していたら、変な気持ちになりました。風邪に睡眠不足が重なり、それぞれの講義の前は、ちっともしゃべれない気がしましたが、いざ講義が始まると何…

台風が通り過ぎる夜

今週は土曜日の午前と午後に発表があります。午前中は日本近世史研究会で地震に関する御触書のことを報告し、午後は日本史学会で初発表です。現在、午前に発表する内容が完成しておらず、ただ今、内閣府防災情報や各大学のレポジトリを検索しながら構想を練…

第32回前近代日本文献講読会

金曜日の夜は文献と解釈研究会が終わってからアジトに移動、ダッチコーヒーとビールを飲みながら心身を落ち着かせました。夜明け前にお店を出て、タクシーの割り増し時間が終わるまで夜のソウルの町を歩きました。時間は誠実に経ち、いつの間にか涼しい秋風…

蒙古塔

満洲語の勉強をしてから、せっかくなので、モンゴル語も勉強しておこうかなと思うようになりました。「前近代日本の歴史・文化におけるモンゴル」の問題をずっと気にしていたことでもありまして。それで、今晩、簡単なモンゴル語の会話文を眺めていたら、満…

「日本古文献講読」シーズン3の2回目

今日は「日本古文献講読」シーズン3の2回目。森嶋中良『琉球談』の序文と冒頭を読み、琉球・沖縄史や日琉同祖論などを話しました。今シーズンにも10余人の方が参加し、しかも、その殆どが初参加です。このようにして、前近代の日本文献を理解することの重要…

8月末ー9月初旬に頂いたご著書・玉論

最近頂戴しました先生方のご著書・玉論を紹介させていただきたいと思います。●高橋圭一 講談に関する諸文章 :最近、19世紀の中・後期における文芸のものを考えておりまして、高橋先生の講談論に頼るところが多くなってきています。自分には特に弱いジャンル…

金土日

金曜日は韓国プレスセンターで開かれた学会に討論者として参加、土曜日は西江大学で開かれた某研究会で発表しました。時間をかけて自分が話したいことをじっくりしゃべり、お聞きくださった先生方から有意義な御反応がありまして、すっきりしました。昨日の…

壬辰戦争直前の庚寅通信使と帰国報告の再検討

気合を入れて漕いでいた室内自転車が故障し、しばらくの間、運動ができずにいました。昨日、ダンベルを買ってきて、部屋でやっています。研究所がリモデリングするということで、研究所に置いていた本や書類をすべて書斎にもって来たので、ダンボールの間に…

テントウムシ

台所で偶然下を見たら、どこから入ったかは知りませんが、テントウムシが床にいました。死んだふりをしていたのですが、触ってみたら生きているようだったんで、写真を撮った後、窓から放してあげました。私はテントウムシが好きで、携帯の待ち受け画面もテ…

Why the South China Sea is not a “Sudetenland Moment”

地図が一目瞭然なのでスクラップ。 「二人の巨人、銃声なき覇権戦争」 (http://www.hani.co.kr/arti/international/america/550160.html)。ちなみに、このような記事も一緒に読んでおくと、問題の立体的な理解のために役立つと思います。 「Why the South …

転換点を迎えて考える

博士論文を完成する前は、数編の論文が掲載される年と、何も書かず、構想を練る年とが1年おきににありました。それでいて、2009年の下半期に博士論文を執筆する過程で、はじめて「疾走する」という感覚を感じました。そもそもの構想を拡張することになり、毎…

東北大学 東北アジア研究センター『東北アジア研究』

東北大学 東北アジア研究センター『東北アジア研究』 http://www.cneas.tohoku.ac.jp/publication01.html 第10号からPDFファイルが提供されています。なお、同センターの栗林均先生(http://www.cneas.tohoku.ac.jp/staff/hkuri/hkuri.htm)は「主な著書・論…