中秋の名月

去る1年、振り返ることなく、そして、自分の能力を省みることもなく、学会発表と原稿執筆を依頼される都度、受け入れてきました。結果、渋滞が数回生じましたが、先週もそうでした。それで、10月に予定されている学会発表を消化した後は、ちょっと余裕を持って仕事していくことにしようと思ったこの頃でしたが・・・ここ数日、断れない発表依頼が一つ二つ入ってきて、やはりこの展開になるのか、という気持ちです。

予想するに、研究者の人生を歩む間はこのパターンが繰り替えられることになりそうなので、仕事を避ける代わりに、心構えを持ち直すことにしました。できる限りストレスを避け、ボクシングの練習をする気持ちでやっていき、数ヶ月に一度は大きいパンチを振る。そうして、一年に二つぐらいの大きい執筆・発表に力を集中させる。勿論、この計画も近日中に崩れる予感が致しますが・・・

ともあれ、来年に日本で出版される共著のための原稿を今晩のうちに完成し、10月に発表する二つの原稿をも、今回の「中秋の名月」の連休のうちに書きたいですね。ちょうど、10月に予定されている2回の発表はすべて地方で行われるので、発表がてら踏査もやる計画を立てています。2012年度最大の仕事である『懲ヒ録』の訳解作業が冬休みに控えているので、それまでは力を蓄えていきたいです。

*写真は町の洗濯所です。こんな風景が好きです:)