2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

小包

お中元の代わりに日本に発送した36通の小包。古典日本学という海外の人文学を研究する私にとって、この一枚のレシートは、水中を泳ぎながらしっかり銜えている空気パイプ。奮闘の証。

忠經 The Zhongjing

Chinese Literature Zhongjing 忠經 "The Book of Loyalty" http://www.chinaknowledge.de/Literature/Diverse/zhongjing.html《漢魏叢書》本《忠經》 http://www.let.osaka-u.ac.jp/chutetsu/etext/zj/zj_u.htm漢魏叢書第10冊‧忠經、方言 http://ctext.org/…

最近利用している、文献の原文イメージを提供するヨーロッパのウェブサイト

DIGITAL EAST ASIA COLLECTIONS by the Bavarian State Library http://ostasien.digitale-sammlungen.de/en/fs1/search/title/start.htmlGBV Common Library Network of the German States http://gso.gbv.de/DB=1.97/SET=10/TTL=1/Gallica digital library…

『世界へひらく和歌』『日本の書と紙―古筆手鑑『かたばみ帖』の世界』他

昨日と今日頂いた先生方の御著書をご紹介いたします。いつもありがとうございます。宿題が増えましたが、何とか、ご研究の成果に追いつきたいと思います。どうもありがとうございます。●ハルオ・シラネ/兼築信行/田渕句美子/陣野英則 編『世界へひらく和…

「日本の「武士道」とは何か」

先ほど、「日本の「武士道」とは何か」という5・6千字ほどの短い文章を書き終えました。南冥学研究所という機関で刊行する『ソンビ(Seonbi)文化』という雑誌に載ります。学術論文ではなく、やや硬い月刊誌の性格を有するところに載せる雑文のようなものな…

ソウル大学・奎章閣で行った発表の模様

先週の木曜日にソウル大学・奎章閣で行った発表の模様。アーカイブズ・文献学・古文書学関連は勉強の途中なので、このように発表することは大変申し訳ないことと思っています。今朝は研究所の書類作業のために早く起きました。今日からは、いくつかの共著・…

『満文金史(aisin gurun i suduri bithe)』

いつも勉強させていただいている電羊齋(満洲語ではtalkiyan・honin・jai)さんの文章「満文論語―漢籍の満文翻訳について―」http://talkiyanhoninjai.com/2005/09/22/%E6%BA%80%E6%96%87%E8%AB%96%E8%AA%9E%E2%80%95%E6%BC%A2%E7%B1%8D%E3%81%AE%E6%BA%80%E6…

石橋崇雄『大清帝国』(講談社選書メチエ)

満洲学・清史研究を家学として持つ石橋家の三代目、石橋崇雄先生の『大清帝国』(講談社選書メチエ)。今晩、運動しながら一読しました。満洲人・清の歴史を6段階に区分する方法論や、付録の『先Genggiyen-Han賢行典例・17条(Nenehe GENGGIYEN Han i Sain …

小関悠一郎『〈明君〉の近世: 学問・知識と藩政改革』など

昨日は、一ヶ月間の夏季講義が終わり、某研究機関の雑誌に載せるためのインタビューを行い、某博物館大学から講演を依頼されました。あれこれと騒がしい一日を過ごし、行き付けの店で妻と濃いダッチ・コーヒーを飲んで、ただ今帰宅しました。今日の午後にはソ…

雑文

週末までに書かなければならなかった幾つかの雑文を0時ちょうど完成しました。室内自転車も1時間漕ぎ、仁川での学会でお会いした方々への挨拶のメールも送り、やっと寝ることができますね。今週までである夏季講義、某学術雑誌への寄稿、某期間の広報部と…

日本のアーカイブズ:国文学研究資料館・国立史料館の事例を中心に

下記の「連合ニュース」記事のように、来週、奎章閣で講演します。去年10月のソウル大学・記録管理学共同課程での講演や、今年6月の韓国古文書学会での講演など、この1年の間に、日本の文献学・アーカイブズ関連の発表をちょこちょこやっています。私よ…

茶山・丁若𨉷生誕250周年記念展示

茶山・丁若𨉷生誕250周年記念展示に行ってきました(ソウル南部の「芸術の殿堂」)。ディスプレイには疑問もありましたが、とても勉強になりました。建物の2階では、朝鮮時代における書物の版木が展示されていましたが、自分には、寧ろこちらがメインで…

『ソウル新聞』「選択!歴史を変えた」

明日の『ソウル新聞』に「選択!歴史を変えた」というコラムを書きました。壬辰戦争直前の朝鮮における柳成龍と趙憲の対立、そして、近世日本における『懲?録』と『隠峯野史別録』の対決のことを取り上げました。(リンク先は韓国語です)http://www.seoul.c…

「東アジアの戦争記憶、トラウマを越えて」

7月のビッグイベントである。来週開かれる学術大会「東アジアの戦争記憶、トラウマを越えて」に関する報道。今回の発表では、19世紀初期の壬辰戦争言説と水戸学のことを取り上げます。思ったより大会の規模が大きくて驚き、最初の発表が私でして更に驚き…

満洲文字の始まり(『満洲実録』巻3)

今日も『満洲実録』講読会に参加。最近は転写された文章だけ読んでいて、自ら転写することが少なかったので、今日の内容のうち、満洲文字が作られる箇所の転写を練習しました。下の記事を読んでいると、「言葉」と「文字」を混用するようです。juwe biya de …

2012年の下半期の最初の日

昨日は前近代日本文献講読会を終えて、妻と一緒にアジトに行き、真夜中まで友人らと一杯飲みながら暇な一時を過ごしました。そして、先ほど、再来週に発表する文章を完成して発送しました。「壬辰戦争の記憶‐19世紀前期に日本で翻刻された朝・日両国の壬辰…