2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

一戸渉『上田秋成の時代―上方和学研究』

一戸渉氏の新著『上田秋成の時代―上方和学研究』(ぺりかん社、2012)を頂きました。門外漢ながら、氏の得意である(と勝手に思っている)、周りのもの(諸和学者)を丹念・実直に調査していき、核心の対象(上田秋成)に一気に大技をかける豪快さが感じられ…

『新東亜』2012年3月号に掲載された拙著『彼らの見た壬辰倭乱』の自評

韓国の東亜日報という新聞社が出す月刊誌『新東亜』2012年3月号に、拙著『彼らの見た壬辰倭乱』の自評が掲載されました。韓国語です。 http://hermod.egloos.com/1998071 なお、まだ具体的な内容は決まっておりませんが、5月31日には水源博物館の文化講座で…

KBS第1ラジオとのインタビュー

先ほど、KBS第1ラジオ「生放送!土曜日・日曜日の午後です」側とのインタビューを行いました。私の場合は、生放送ではなく、「著者インタビュー」コーナーに10分ほど紹介される拙著『彼らの見た壬辰倭乱』に関する話を録音しました。緊張して、自分が今何を…

早稲田大学・神津武男先生からのご寄贈

先日、早稲田大学高等研究所の神津武男先生ご一行によるソウル大学・韓国国立中央図書館所蔵浄瑠璃本の調査に加わり、二日間勉強させていただきました。そして、下記のご著書・玉稿やその他の貴重な資料を頂きましたので、ここに明記して感謝の意を表す次第…

古文献を集める

昨日は韓国の古典文献学研究会「文献と解釈」で発表。今回の九州滞在の成果の一部と、数ヶ月間集めていた近世和本とを紹介しました。和本は、大雑書や『こよみ便覧』、仙台版の『庭訓往来』のように、近世日本の庶民や中間階級が享受した文化を象徴するもの…

0003『絵本太閤記』第1編巻1、4ウ‐9オ「発端」

【4ウ-5オ】竹生嶋之図(ちくぶしまのづ) (早稲田大学所蔵本 http://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/he13/he13_01833/he13_01833_0001/he13_01833_0001_p0017.jpg)【5ウ】積レ土成レ山風雨興焉(、)積レ水成レ川蛟竜生焉(つちつもつてやまをなせばふう…

「多摩てばこ」とのインタビュー

去年9月、日本古典文学学術賞の授賞式が始まる前に、多摩一帯の地域メディアである「多摩てばこ」とインタビューをしました。あまりにも暑かった天気のせいで、大変ひどい格好の写真が撮られてしまいましたが(‐‐;)@ たちかわPerson・多摩てばこ http://w…

回復中

昨日は某月刊誌に掲載する文章を書き、今日は某放送局の依頼で某宗家文書を解読しながら徹夜しています。逃げる気持ちで福岡に着きましたが、一週間ほど歩き回るうちに、精神的・肉体的なストレスがかなり解消されたようで、少しずつ文章が書けるようになり…

今回、九州で入手した和本・図録・研究書

今回は多くの知人から手厚い歓待を受け、身に余る光栄でした。なかなか手に入らない文献を頂いたり、古書店を紹介されるなどして、大変貴重な資料を多く入手することができました。なお、福岡・大宰府・久留米・柳川・熊本などに所在する、自分の研究テーマ…

舒文堂河島書店

一昨日、熊本の古本屋「舒文堂河島書店」で購入した近世の和本3点です。全体的にやや高めの値段の中、『京名所独案内』など、ほしかったものを納得のいく値段で買えてうれしかったです。福岡より熊本のほうが、古書店の事情がよさそうな気がしました。

泣き笑い

楽しかった時は終わり、再び仕事の時間がやってまいりました。先日の熊本の旅で熊本城観光で遊びは終わり、某施設の古文書閲覧から新しい仕事の日々が始まりましたね。何ともはっきりした区分けです!昨晩は韓国の『新東亜』という月刊誌に載せる、拙著『彼…

名古屋大学 文学研究科 文学部『年報 メタプティヒアカ』

名古屋大学 文学研究科 文学部『年報 メタプティヒアカ』 http://www.lit.nagoya-u.ac.jp/education/fieldworker/fieldworker05/面白い資料があったのでメモしておきます。たとえば、これ→「19世紀における朝鮮人の「 日本亡命」 事件の政治史的検討」

申叔舟、柳成龍、雨森芳洲

『新東亜』という月刊誌の記者の方から、「著者が語る自著は」という文章の執筆を依頼され、先ほど発送しました。拙文では、申叔舟(しん・すくじゅ)、柳成龍(りゅ・そんりょん)、雨森芳洲(あめのもり・ほうしゅう)の三人を、重視すべき歴史上の先例と…

九州滞在の前半戦が終了

今日を持ちまして、去る1月27日に始まった九州滞在の前半戦が終了しました。入国以来、福岡市内や箱崎宮一帯、志賀島、大宰府、久留米、柳川へと、毎日数時間、北九州の歴史的な景観をじっくり見て回りました。特に、久留米市立図書館では、留学の時から…