2011-01-01から1年間の記事一覧

翻訳3件

今年最後の論文を終えました。が、今回の冬休みは翻訳が3件。既にカバンの中には、1月10日〆切の『高麗船戦記』のプリントが入っています。その後は『たはれ草』が20日頃まで。最後に、『江戸の板本』。その間に『江戸人と文禄・慶長の役』の刊行。兎に角、…

2011年12月27日に拾ったサイト

千葉県立図書館・資料の森(http://www.library.pref.chiba.lg.jp/05e_library/list.html)。「房総数学文庫」に入っている『重訂古暦便覧備考』をはじめとする沢山の文献の画像が見られます。只今、某オークションに『古暦便覧備考』が12万円で出品されて愕…

『彼らの見た壬辰戦争』(日本語仮題『江戸人と文禄・慶長の役』)

壬辰戦争に関して、近世日本の文献に載っている言説を韓国語で紹介する拙著『彼らの見た壬辰戦争』がいよいよ正月に学古斎から出ます。もし、日本で翻訳出版するとしたら、そのタイトルは『江戸人と文禄・慶長の役』にしようかと思っています。韓国語で書い…

二松学舎大学から高麗大学日本研究センターへの寄贈本

日本における漢文学研究の拠点の一つである二松学舎大学側から高麗大学日本研究センターへの、雑誌・報告書のご寄贈がありました。今回の寄贈に関わった方々に深謝します。今回ご寄贈いただいた雑誌・報告書は、本センター1階の雑誌コーナーおよび日本情報資…

『江戸の文学史と思想史』

池澤一郎・田中康二・川平敏文・井上泰至の4先生による儒学・国学・老荘・史学/兵学関連の本文と、私を含む4人によるコラムが載った『江戸の文学史と思想史』(ぺりかん社)が刊行されました。目次はこちら→江戸の文学史と思想史私は『葉隠』に関して書き…

文書群のばら売り

ヤフオクの「和本」キーワードは数年前から使っていましたが、「古文書」はあまり馴染めないままにいました。最近になって、やっと様々な形式の文書とその値段が目に入ってくるようになりましたが、和本のばら売り以上に、文書群のばら売りという深刻な問題…

『江戸の文学史と思想史』(ぺりかん社)

池澤一郎・田中康二・川平敏文・井上泰至の4先生による儒学・国学・老荘・史学/兵学関連の本文と、私を含む4人によるコラムが載った『江戸の文学史と思想史』(ぺりかん社)が、BK1から予約できるようになりました。私は『葉隠』に関して書きました。htt…

12月の仕事もあと少し(か・・・?)

明日の某発表へのコメントを書き、来年二月の『国文研ニューズ』26号に載る「研究ノート」の校訂本を先ほど送ったところで、12月の仕事は後二つになった。来年から他の方々と一緒に韓国の某ポータルサイトに連載する文章と、近世日本の随筆の翻訳。あと、プ…

今回の訪日で購入した2冊

今回の訪日で購入した2冊。金文京先生の角川財団学芸賞受賞作『漢文と東アジア―訓読の文化圏』(岩波書店)と、最近斯界の話題作である宍倉佐敏先生の『必携 古典籍・古文書料紙事典』(八木書店)。両者とも、ワタクシなどに書評が書けないレベルの本です。…

足跡

些細ながら、日本の歴史に小さな足跡を残すことができました。しかし、道は遠く、時間は短いですね。「日本古典文学学術賞 e-hon 文学賞ページ」(http://www.e-hon.ne.jp/bec/SC/PrizeInform?SHOUCD=697)

1月27日‐2月9日の間に福岡に滞在します

2012年1月27日‐2月9日の間に福岡に滞在します。現在は、熊本・八代には確実に参ります。後、名護屋・有田・伊万里・佐賀・久留米・長崎の内のいくつかには行けたらと思っています。その間、北九州にいらっしゃる方とお会いできればうれしいです^^

アイデア

帰国後、緊急のメールや今回お会いした方々へのお礼のメールだけちょこちょこ書きながら、寝込んでいました。今朝は授業があって、薬を飲んで外に出ていますが、薬のせいでとても眠いですね。今回の訪日で、今後の研究のアイデアが沢山沸いてきました。自分…

帰国

ただ今、東京より帰国しました。土曜日のシンポジウム発表、日曜日に早稲田大学で開かれた日本演劇学会の聴講(浄瑠璃『絵本大功記』の発表と、友人の日置さんの時事的な発表)、そして、今まで関係を持っていなかった様々な領域の先生方との交流等々、私の…

いよいよ青山大学シンポ!

今日は韓国の某シンポで法政大学の田中優子先生にお会いしました。先生は以前、拙著の書評を北海道新聞に載せて下さった事がありますが、実際お会いするのは今回が初めてでした。私の隣にいた近世思想史の研究者(韓国人)をして黄表紙の研究がしたいと思わ…

『鄭鑑録』『唐四柱』『土亭秘訣』『万歳暦』

今日は和算に暦に雑書に、久しぶりにごろごろしながら燃えましたね。特に暦には、今の自分の研究とは無関係に、無性に惹かれます。近世日本の暦を気にする理由の一つは、朝鮮時代から続く暦である『万歳暦』などに関する文献学的な分析のヒントを得るためで…

11月24日に拾ったリンク先:和算、一枚刷り、和算

まだ、興味の範囲が和算にまでは届いていないが、念頭には置いている。自分の好きな近世日本の暦・易の世界は、どこかで和算とつながっているので。でも、和算に比べると暦はマイナーだし、暦に比べたら易はもっと些細な存在。さて、どうしよう。@和算の館 h…

11月23日に拾ったリンク先

今晩、とある研究者の方との話の中で得られた貴重なウェブサイト。演劇のことは不勉強で、いつも負債意識を持っています。演劇の朝鮮軍記物を何とかしないと・・・@椿亭文庫歌舞伎・浄瑠璃番附検索システム http://t.co/u4FoOU6V

11月13・14日に拾ったリンク先

愛新覺羅 烏拉熙春 - 契丹学・女真学・満洲学研究 http://www.apu.ac.jp/~yoshim/大阪府立図書館紀要 http://www.library.pref.osaka.jp/lib/kiyo.html#京都大学人文科学研究所 広報誌「漢字と情報」&「東方学資料叢刊」(旧「東洋學文獻センター叢刊」) ht…

朝鮮軍記物の書物の展示を目指して

今日も、江戸末期のいくつかの文献をヤクオクで落札することに成功しました。日本国外にいながらも、まわりの皆さんのお力を借りて、壬辰戦争に関するものと、近世の版本書誌学を概観できるもの(古活字本などは高くて買えませんが)の二つの方向で集めてい…

11月9日に拾ったリンク先の整理

国際印刷大学校の機関紙の『研究報告』http://www.media-igu.com/j/a/index.html醫史學(Korean Journal of Medical History)http://medhist.kams.or.kr/abstract.php?body=199212北の資料 "北海道・樺太・千島を対象とした北方資料について、新収図書の目…

二松学舎大学・山辺進先生から頂いた書物

先日、「東アジアにおける漢文翻訳関連の工具書籍の現状と課題」というシンポジウムに参加して、二松学舎大学・山辺進先生のご発表へのコメントを申し上げましたが、その際、二松学舎大学の刊行した書物をいくつか頂きました。『和刻本邦人所跋集成 経部』 …

WORLD CATと拙著

WORLD CAT(http://www.worldcat.org)で拙著『異国征伐戦記の世界』を検索すると、アメリカ国会図書館・ハーバード大学・インディアナ大学・ケンブリッジ大学が出ます。国会図・インディアナ大はグーグルの検索にはなかった結果。一方、グーグルに出るイェ…

『戦国武将逸話集』『続・戦国武将逸話集』

この二冊を、共訳者である田口寛先生よりご恵贈いただきました。訳注の元になった本はあの有名な『常山紀談』で、『戦国武将逸話集』と『続・戦国武将逸話集』とがそれぞれ巻1−7と巻8−15に当たります。『常山紀談』については改めて申し上げなくても結…

オーストラリア国立図書館と拙著、学問の伝統

オーストラリア国立図書館に拙著『異国征伐戦記の世界‐韓半島・琉球列島・蝦夷地』(笠間書院、2010)や共著『秀吉の対外戦争』(同、2011)、『壬辰戦争関連日本文献解題』(韓国語、2010)が入庫されたことを確認。本当に光栄なことです。http://trove.nla…

ロシア語講座

韓国の高校生向けの語学番組がウェブ上で公開されているロシア語講座を発見(http://www.ggetv.net/scnt/?f1cd=30&f2cd=3010&f3cd=301017&f4cd=30101713)。最近、ロシア語とアラブ語をぜひ学びたいと思っていますが、ロシア語の方がやや易しいかと。今夜は…

『〔海外進出文学〕論・序説』序章「異境、謎の源泉 探偵小説が描いた海外進出」

「植民地を舞台とする近現代の文学作品のうち少なからぬものが、探偵小説では決してないにもかかわらず探偵小説的な要素をさまざまなかたちで含んでいる、という事実は、探偵小説と植民地や戦地との関係を、裏面から照射しているように見える。ジョーゼフ・…

『書林清話』

清代の書誌学書『書林清話』の韓国語訳を購入(http://www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?partner=rss&ISBN=8994079505)。翻訳者は家学として漢学を身につけ、現在は銀行の役員をしながら書誌学の研究を進める在野の実力者。昨日は翻訳者による韓国書誌…

「東アジアにおける漢文翻訳関連の工具書籍の現状と課題」無事終了

韓国古典翻訳院の主催でソウルで開かれたシンポジウム「東アジアにおける漢文翻訳関連の工具書籍の現状と課題」が無事終わりました(http://d.hatena.ne.jp/hermod/20111010/1318236944)。私も、自分が担当した山辺進先生のご発表の討論を無事終えることが…

ソウル市長補欠選挙の結果に関して

今日の選挙についてつぶやいたことをまとめました。4%差〔YTN〕。誤差2.3%範囲以上で野党側の勝利。十年ぶりの野党側出身のソウル市長が誕生。地方自治体においては、どのようなイデオロギーを持った勢力が執権を握るかではなく、勢力の交代が頻繁に起…

上田信道の児童文学ホームページ

児童文学・児童文化史研究家である上田信道先生のウェブサイト(http://nob.internet.ne.jp/)。只今書いている論文に参考にしています。「研究ノート」に公開されている多様なご研究はワクワクさせます。例えば、「大正期における日米未来戦記の系譜」など…