2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『絵になった壬辰戦争ー近世日本の古文献の挿絵に見る七年戦争』

去る2012年に学古斎で刊行された『彼らの見た壬辰戦争ー近世日本のベストセラーと戦争の記憶』の続編が6月初旬に刊行されます。タイトルは『絵になった壬辰戦争ー近世日本の古文献の挿絵に見る七年戦争』。近世日本の壬辰戦争文献から厳選した三百枚余によっ…

最近いただいたご著書・玉稿

この間忙殺されていて、先生方からいただいていたご著書・玉稿のご紹介を怠けておりました。申し訳ありませんでした。吉丸雄哉・山田雄司・西尾康充編『忍者文芸研究読本』、笠間書院 紅林健志「高崎矢口家における筆写活動ー写本の奥書を中心にー」『調査研…

Memo 2014 0526 - 吉川英治と司馬遼太郎

吉川英治・司馬遼太郎。2012年に一文書いて以来頭においていたのですが、近々その続編に当たる論文を書くことになるかもしれません。敗戦と戦後。いくつもの戦後。

memo 2014 0525 - ユーラシア東海岸の変動とカトリック

週刊朝鮮連載の第10回分をただ今書き下ろしました。今回のテーマはユーラシア東海岸の変動とカトリック。二日前に重要な参考資料を手に入れたので、文章を書くのが楽しかったです。全連載25回のうち、約三分の一までたどり着きました。

memo 2014 0523 - 次は何を・・・?

昨日、奎章閣市民講座で「近代に入った日本の遊び文化ー双六から花札までー」といったタイトルで二時間の講演を行いました。これで、食べ物(牛肉丸、甘いもの)、着物(蝦夷錦)、遊び(双六、カルタなど)を一度ずつ取り扱ったことになります。ここまでき…

講演「近代に韓国に入った日本の遊び文化ー双六から花札までー」

今週金曜日に奎章閣市民講座で「近代に韓国に入った日本の遊び文化ー双六から花札までー」というタイトルで講演します。受講生を対象としますが、参考までに紹介します。http://kyujanggak.snu.ac.kr/_Board/Detail.jsp?id=2603&type=36

【韓半島とユーラシア東海岸の500年史9】16〜17世紀前半:東南アジアから消え行く韓国人と日本人

『週刊朝鮮』連載の第9回がウェブ上に掲載されました。今回をもちまして、日本の戦国時代や壬辰戦争に端を発したユーラシア東部の激変が収束されます。次回からは、この地位で近世の新秩序が構築される過程を追っていきます。http://weekly.chosun.com/clien…

今日も外勤

今日も外勤。夏ですね・・・ 『江戸人の見た壬辰戦争』の第二弾が6月に刊行予定です。その後続編についても打ち合わせしてきました。

メモ2014 0514 - 講演を終えて

今日、国立中央図書館での講演が終わった後、中学生か高校生に見られる方が『校勘解説懲ひ録』に関して質問してくださいました。チラッと見たら解題に傍線が沢山入っていて、真摯に読んでくださったことが分かりました。質問も実に的を射たものでして、席に…

大胆的仮説、小心的求証

『週刊朝鮮』9回目の原稿を完成。今回は東南アジア編です。研究を始めて以来、私が東南アジアに関して文章を書く日が来るとは思いもしませんでした。この度の連載のように巨大言説を取り扱う文章は、自分の勉強を兼ねて一度は書いてもよさそうですが、いつも…

『三島中洲と近代』I・IIをご恵与いただきました

二松学舎大学の創立者・三島中洲に関わる図録が届きました。深く研究していないので断言できませんが、彼は朝鮮・清の学者とも、同じ「漢学者」として友好的な交流を行ったように見受けられます。http://www.toyo-keizai.co.jp/news/culture/2008/post_227.p…

【韓国学のための古典日本学講座】これまでの状況

2014年3月19日に始まった【韓国学のための古典日本学講座】が順調に継続しています。日本古典文法、訓読、くずし字、工具書などに触れた後、比較的20世紀の日本語に近い『絵本太閤記』第7編(1802年刊)、『清正大神祇霊験記』(1810年刊)を読みました。来…

8.1661~1683年、台湾:ユーラシア東海岸のもう一つの「中心点(pivot)」

週刊朝鮮の連載が三分の一まで来ました。 第8回の台湾編は、この度の連載を通して最も書きたいと思っていた文章です。==========http://weekly.chosun.com/client/news/viw.asp?ctcd=C08&nNewsNumb=002305100014【韓半島とユーラシア東海岸の500年史】8.1661…

韓国18世紀学会春季大会 5月10日

5月10日に開かれる「韓国18世紀学会春季大会」の原稿を完成しました。博士論文を書いていた時から、いつか日本ーロシアーアイヌー清ー朝鮮の関係史(主に文化史的な側面)を研究したいと思っていました。『校勘解説・懲ひ録』を刊行することで第一段階の研究…

C. W. Le Gendre, リセンドル, 李仙得, 李善得

C. W. Le Gendre, リセンドル, 李仙得, 李善得.

memo 2014 0501 - 繋がっている

留学の時、一日数時間を部屋の中のコピー機に向かい、積まれていった様々な研究書・論文のコピー。留学の前に、読んでメモしてコピーしておいた書類の束。まだ本格的に論文を書いていない分野まで広げていかないといけない『週刊朝鮮』連載と、研究人生の第2…

1686年・大坂板『小児方鑑』巻2〜5

知人よりもらった『小児方鑑』。巻1が欠けるも、刊記を含めて巻2〜5の合冊。1686(貞享3)年に大坂で刊行されました。どうもありがとう!娘の治療に使います(うそ〜)

十九世紀文学研究会、発足!

これは快挙です!==========各位突然メールを差し上げる失礼をお許し下さい。2009年末に岩波「文学」誌で〈十九世紀の文学〉を特集した際に、座談会を止めて執筆予定者が集まり数度の研究会を重ねて参りました。雑誌発刊後も、何とか研究会を継続…

アジア遊学 173『日中韓の武将伝』

アジア遊学 173『日中韓の武将伝』(井上泰至・長尾直茂・鄭炳説 編) http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&cPath=2&products_id=100335提言―東アジアの武将伝という問題設定 井上泰至日本―武将・武士 『義貞軍記』と武士の価値観 佐伯…