memo 2014 0501 - 繋がっている

留学の時、一日数時間を部屋の中のコピー機に向かい、積まれていった様々な研究書・論文のコピー。留学の前に、読んでメモしてコピーしておいた書類の束。

まだ本格的に論文を書いていない分野まで広げていかないといけない『週刊朝鮮』連載と、研究人生の第2ラウンドにすると思っているアイヌ・ロシア問題に関する論文を書くため、ここ15年ほど、ダンボールに入れて韓国と日本を行き来していたコピーの山を探索するこのごろです。そうして、使える先行研究のコピーが見つかる度に、過去の私と今の私とが繋がることを感じます。

論文を書いて研究書を出すというのも、このようなことではないかと、思いました。前に生きていた研究者の文章を後世の研究者が読み、繋がっていると感じること。そうして、私と通じ合える人が私の前にいて、私の後にいるだろうと思う、繋がるだろうと思う、信頼。