2016-01-01から1年間の記事一覧
来年2月に韓国語で刊行される『戦争の文献学』の編集作業が順調に進んでいます。本格的に文献学的な方法論を適用したこの本の方が、2010年に日本で刊行した『異国征伐戦記の世界』(韓国語版タイトル『日本の対外戦争』)より興味深い、といった編集者の方の…
19世紀の日蘭貿易についてEls M. Jacobs 「武力ではなく対話で:国際貿易のために日本の開港を試みたオランダ人 (1844)」http://dspace.library.uu.nl/bitstream/handle/1874/247452/3179-6566-1-PB.pdf?sequence=2
1960年刊行の『ロ日関係史』のイントロ。『資本論』の日本経済論が引用されているところに時代を感じます。マルクス「資本論」における『日本論』の典拠について(3) http://blogs.yahoo.co.jp/kaze_24yori/38746070.html"日本は、その土地所有の純封建的…
熊本大学・大島明秀さんによる菱岡憲司さんの『小津久足の文事』の書評。執筆者より送られてまいりましたので、記念に掲載させていただきます。勉強になります。どうもありがとうございました。
グンサンノルブ、バボージャブ、デムチュグドンロブ、そして、張作霖。
『京郷新聞』連載「韓国の知らない日本」第11回「インドと日本-これも独立運動である」第12回の内モンゴル編と呼応するように仕組みました。http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?artid=201611252038005&code=210100
1960年に刊行されたロシアの本の中で、モスクワで客死した「日本国の偉大なる子息、片山潜(Великий сын японского народа Сэн Катаяма)」に出会う。"Великий сын японского народа Сэн Катаяма писал, что >)" ( 1926 モスクワ)https://ja.m.wikipedia.org/w…
インド、ウェストベンガル、コルカタに立っているスバス・チャンドラ・ボースの銅像。 Subhas Chandra Bose statue (Shyambazar, Kolkata) Shyambazar 5 Point Crossing, Kolkata, West Bengal 700003 India今週土曜日の『京郷新聞』連載では、二年ぶりにボ…
ロ日関係史1697−1875 Русско-японские отношения в 1697 - 1875 гг. (Файнберг Э. Я., 1960)1960年にソ連で出版されたロ日関係史の概説書です。2014年11月にウラジオストクで初級ロシア語の勉強をスタートしてから2年後、やっと研究に必要なロシア語…
『日本の偽書』、再読。一昨日、いわゆる古史古伝と、それらに対応する韓国の偽書群について発表しました。韓国では、歴史学から偽書の真贋を究明する動きは以前からありましたが、これら偽書の生成と流布について文献学的な見地からアプローチする試みはあ…
評判の本をとっくにいただいていながら、やっと紹介することになりました。Masanobu Suzuki先生の玉稿は別の経路でいただいて拝読しましたが、他にも興味深い論稿がたくさん載っています。古代の東アジアもテーマの一つなのに韓国系の執筆者が含まれていない…
これまでの『京郷新聞』連載。全9回です。次回のテーマを内モンゴル独立運動にするか、それとも、気分転換に双六にしようかと悩んでいます。http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_serial_list.html?s_code=af189
"Моя родина там, где мои книги, письма и архив."「我が故郷は私の本、手紙、そして、アーカイブズのあるところである」本当に数ヶ月ぶりにじっくりロシア語のテキストを読みながら、元の状態に戻ったことを実感します。
帰国後初めて刊行した『彼らの見た壬辰戦争』が6刷となりました。
2013年9月に奎章閣韓国学研究院に赴任した当初は、僕はここで何をすればいいのか、と思いました。そうして1年が過ぎた2014年12月に『新刊東国通鑑』の板木を再発見しました。お蔭で論文を2点書きました。そして、今日、奎章閣の書庫の中からもう一つの特別な…
『戦争の文献学』、脱稿。2001年以来抱いていた想念、そして、これから研究していくことになるテーマをすべて書き込みました。すっきりしています。写真は今年3月に撮ったお台場の写真。『戦争の文献学』の結論に関係する場所です。
論文と本というのは、研究の結果ではなく、研究する過程の一瞬を時空間的に切り取り固定させる、一種のパフォーマンスのようだと思います。6月に『アジア遊学ー東アジアの「通鑑」』を刊行したあと、当分の間は『新刊東国通鑑』に関する新しい情報は出てこな…
2013年から続いている現代日本語講読会。ここ1年間は益田ミリさんの随筆を読んできました。今日、読了。来週からは村上春樹さんの『はいほー!』を読むことに。一方、先月からスタートした近代日本語講読会は、志賀直哉の『城崎にて』を読了。今後は時…
熊本県立大学の大島明秀先生より、徳富蘇峰に関する資料が届きました。ちょうど今夜、目下執筆中の拙著『戦争の文献学』にて、蘇峰が登場する件に至りました。蘇峰に関しては、当然のことながら、以前から注目していましたが、このように速く彼のことに触れ…
故・杉仁先生。2010年に「書物・出版と社会変容」研究会で発表した際にお会いし、一回メールをやり取りをしました。この頃、『戦争の文献学』を執筆する途中、あの際のご教示を思い出しまして、追加のご質問をしようとメールをお送りしましたところ、返送さ…
中秋の名月の連休がスタート。9月は半分残りました。自分の本がだんだん面白く感じられてくるのを見ると、終わりが近づいてくるのですね。執筆が終わったら、パソコンの下に積んでおいたキッシンジャーやブレジンスキー、エルロン・マスク、和田春樹の本をす…
『戦争の文献学』の細部目次を確定。 現在、A4で290枚。これからが真剣勝負のスタート。 9月末の締切日まで、実際に与えられている時間は15日ほどになるでしょう。
たまたま、ウィキペディアの「軍学」項目を閲覧。石岡久夫の『日本兵法史 - 兵法学の源流と展開』(雄山閣、1972)や野口武彦の『江戸の兵学思想』(中央公論社、1991)は見当たらず、現代の某「軍学者」の本がメインな参考文献と掲げられているのを確認。つ…
『京郷新聞』連載第8回目「高句麗と新羅」は、高幡不動と高麗神社と八戸と松前の話です。http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?www&artid=201609092042005&code=210100
『異国征伐戦記の世界』の韓国語訳『日本の対外戦争』が2刷を刊行しました。日本語版はいまだに初刷りが残っている模様(涙)来年の2−3月ごろ、『日本の対外戦争』の続編が刊行されることになるので、来年中に日本語訳を終えて、2018年には日本のみな…
ほぼ全て「太閤記物」。明日は格段の古物商営業日和!
2007年12月1日、日野・高幡不動にて。もう10年が経とうとしています。今週の『京郷新聞』連載で高幡不動に触れます。留学の時から考えていたことを、やっと文章にすることができました。
『戦争の文献学』は今日の時点でA4の217枚。綺麗に2部4章となっています。一般読者が気楽に読める本ではありませんが、『異国征伐戦記の世界』同様、じっくり読んでいくうちに興味を持つようになる、そんな本になることと信じます。
『異国征伐戦記の世界』でもらった賞金20万円で買った『絵本太閤記』全84冊。この度、『異国征伐戦記の世界』の韓国語版を紹介する新聞書評でも『絵本太閤記』に注目が集まっています。ある種の恩返しといえるでしょうか。やはり、良くも悪くも『絵本太閤記…
『京郷新聞』連載第7回目のテーマは、植民地期に仁川に造成された八十八箇所巡礼地です。http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?www&artid=201608262035005&code=210100