河野貴美子・王勇編 アジア遊学 199 衝突と融合の東アジア文化史

評判の本をとっくにいただいていながら、やっと紹介することになりました。Masanobu Suzuki先生の玉稿は別の経路でいただいて拝読しましたが、他にも興味深い論稿がたくさん載っています。

古代の東アジアもテーマの一つなのに韓国系の執筆者が含まれていないのは残念なことですが、『東アジアの「通鑑」』の際にも中国系の執筆者が含まれなかったので、ある意味、東シナ海沿岸における交流の仕方の問題かもしれません。三地域すべてを包括できず、韓日・日中・韓中の交流になってしまいがちですね。

そういった点でも、Kimiko Kono先生や金文京先生のような方の存在は大切です。ありがとうございます。