2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

善財童子の旅

『華厳経』には、善財童子が53人の善知識に会うために世界を旅する話が載っています。この頃、悟りを求めて善財童子が果てしない世界を歩き回る姿を、度々思い浮かべることがあります。果たして、この旅に終わりがあるのか、あるとしたら、その終わりはどこ…

8月下旬に拾ったリンク先の整理

saveMLAK:博物館・美術館 (M) 、図書館 (L) 、文書館 (A) 、公民館 (K) (M+L+A+K=MLAK) の被災・救援情報サイトです。被災地域の各施設の被災情報を集め、必要とされている情報を発信しています。http://savemlak.jp/wiki/saveMLAK要領よくまとまってい…

韓半島における中国道教

午前中は、古文書の画像・解釈を公開しているウェブサイトをググる。今は早稲田大学図書館の古典籍総合データベースから、「台湾」のキーワードにかかる画像をチェック中。民俗版画をいちいち見ているが、前近代・近代の韓国における民画・巫画に類似するも…

越本の話

ソウルのある古書店で、初めて越本を見ました。四方が赤く、指を入れる穴が順番に開いていたんですが、一緒にいた先生が、「これは越本ですね。大変珍しいものです」と教えてくれました。恐らく、ベトナム戦争に参戦した韓国軍人が持ってきたものでしょう。…

ルーラ大統領の言葉

"The problem is that when we give money to industry, economists see it as investment, and when we give it to poor people, it's spending. That's wrong, everything should be considered investment""Peru's President-Elect Sees Brazil As His Ex…

共著『秀吉の対外戦争』の書評が『京都新聞』(2011・8・21)に載りました

共著『秀吉の対外戦争』の書評が『京都新聞』(2011・8・21)に載りました。書評が掲載されたことを教えてくださいました、関西大学の浜野潔先生(twitter.com/kiyoshi_h)に感謝いたします! 以下は書評の全文 秀吉の対外戦争豊臣秀吉の朝鮮半島出兵…

8月初旬・中旬に拾ったリンク先の整理

明清交代期の戦争史の本を読んでいて、サルフ山の戦いの根本資料である『満文老档』のことが気になりました。北アジアのことを研究するには、やはり満州語も勉強すべきでしょう。でも、満州語、難しいですね・・・@愛知県立大学外国語学部・古代文字資料館 htt…

Imperial Nomads written by Luc Kwanten

For Korean Translation of Imperial Nomads PrefaceThe people, who since the beginning of recorded history, inhabited the grasslands of Central Asia and its border regions regularly formed largescale empires which, in many ways, affected the…

 朝鮮軍記物の近代―活字化、再興記、太閤記―

やや早い告知ですが、下記のシンポジウムで発表します。ただいま、猛勉強中!http://www.cl.aoyama.ac.jp/japanese/青山学院大学文学部日本文学科主催 国際シンポジウム2011 「日本と〈異国〉の合戦と文学」 12月3日(土)13:00〜17:30 於:青山学院大学(青…

拙著『異国征伐戦記の世界』の書評二つ

『日本文学』7月号に拙著『異国征伐戦記の世界』の書評が載りました。知り合いの先生が書かれていまして、その分、やや厳しく書かれたとのことを仰っていましたが、高麗大学にはまだ7月号が入っていませんので詳細不明。兎に角、どうぞよろしくです(http://…

川崎剛志編『修験道の室町文化』(岩田書院、2011)

共著者の源健一郎先生から、『修験道の室町文化』のご恵贈に預かりました。かねてより修験道には興味を持っていまして、一方で、室町時代といったら、自分にはイメージの薄い時代ですので、両者を結びつけると何が生まれてくるのか、楽しみです。源先生には…

第4回「日本古典文学学術賞」受賞

拙著『異国征伐戦記の世界−韓半島・琉球列島・蝦夷地−』(笠間書院、2010)をもちまして、第4回「日本古典文学学術賞」を受賞することになりました。ただただ、お教えを頂いてまいりました先生方や同僚たちに感謝するばかりです。http://www.nijl.ac.jp/pag…

『「鎖国」という言説‐ケンペル著・志筑忠雄訳『鎖国論』の受容史』

熊本県立大学の大島明秀先生より『「鎖国」という言説‐ケンペル著・志筑忠雄訳『鎖国論』の受容史』(ミネルヴァ書房)を拝受。大島先生からは以前、拙著『異国征伐戦記の世界‐韓半島・琉球列島・蝦夷地』のご書評をいただいていましたが、今回、直接連絡を…