2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

心象風景

この頃の心の状態を代弁するような風景。高麗大学内の某所にて撮影。

バンクーバーの記録

ブリティッシュ・コロンビア大学の民族学博物館バンクーバー市内、チャイナタウンにて

三国の壬辰戦争の研究者の出会い

今日は韓国・日本・イギリス三国の壬辰戦争の研究者がソウルで出会い、長時間おしゃべりしました。ヨーロッパの壬辰戦争研究を牽引することになるだろうマーシャル・クレーグ先生、日本の壬辰戦争研究の先端を走っておられる佐島先生、そして、韓・日・中が…

「織豊期王権の論じ方」、『中国出版文化史』など

昨日は文献と解釈研究会の後に数人と夜遅くまで一杯しました。また、『懲ひ録』訳解本の監修本を頂いて、今日はそれを原稿ファイルに反映する作業をやりながら、ゆったりした土曜日を過ごしました。こうして原稿を出版社に送ってから一息つき、初稿がくると…

京都大学人文科学研究所 朝鮮通信使関係資料目録

京都大学人文科学研究所 朝鮮通信使関係資料目録(データベース版)http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~mizna/tsushinshi/tebiki.htmlhttp://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~mizna/cgi-bin/tsushinshi/monjo-search.cgi?name&author&own&period&data&dispatch&are…

田中優子先生「近世の蝦夷イメージ」

拙著『異国征伐戦記の世界』の書評を『北海道新聞』にお書きになってくださった法政大学の田中優子先生が、別の場でも拙著のことに触れてくださったことを知りました。私の問題意識に共鳴してくださり、とても感謝しております。 - 「国際日本学の方法に基づ…

メモ2013.0321‐革言三就、有孚

今年一月に高麗大学・日本研究センターを辞職することで、2月の京都・立命館大学訪問と3月のサンディエゴ・AAS学会参加ができなくなりました。元の計画によれば、今頃、バンクーバーからサンディエゴ行きの飛行機に乗っているはずですが、他のことも重な…

UBCワークショップ、秀吉・壬辰戦争研究の最前線、第38回前近代日本文献講読会

カナダから無事帰国しました。この度のUBCワークショップでは、『偽りの秀吉像を打ち壊す』(柏書房、2013)の編著者である山本博文・堀新・曽根勇二・佐島顕子先生など、豊臣秀吉文書研究会のメンバーが大勢出動されました。この先生方が提示なさった様々な…

カナダ出張、安代洙先生のご論文

明日から五日間、カナダのUBCに出張します。江戸時代の壬辰戦争文献に見える海戦言説を追った論文を発表します。インドより遠いところに行くのははじめてで、バンクーバーは市内に座っているだけで心が癒されるところだと聞いていますが、最近、心身とも…

MBN「世界の目 今日の目」出演

昨日私が出演したMBN「世界の目 今日の目」の、311東日本大震災二周年関連部分が見られるようになりました。日本の指導教授をはじめ、何人かの方々のご要望に答えてリンクさせていただきます^^;http://www.mbn.co.kr/pages/vod/programView.mbn?bca…

悩ましい日々

来週月曜日にMBNという放送局の番組に生出演します。3.11東日本大震災の2周年を迎え、私が見た、ここ2年間の日本の雰囲気について語ることになりそうです。TVの生放送に出演するのははじめてなので、間違いなくどたばたすることでしょう。ところで…

安東・河回村の旅

今日は日帰りで安東・河回村に行ってきました。壬辰戦争420周年関連事業に関わっておられる先生のご案内で本家の方々にお会いし、この度、『懲ひ録』訳解本を刊行することを報告しました。そして、柳成竜が弟子を教えた屏山書院、『懲ひ録』を著した玉淵精舍…

『東征提督 而泉 麻貴 朝鮮救援実記』『冒険・淫風・会談‐東アジア古典小説の世界‐』

一つの資料集と拙書評をご紹介します。壬辰戦争の後半に朝鮮に来た明国の将軍・麻貴や、その後、明清交替期に朝鮮に亡命した彼の後裔に関する資料集『東征提督 而泉 麻貴 朝鮮救援実記』(太陽、2012)。後裔の本家の方が製作された模様です。茨城キリスト大…

『彼らの見た壬辰戦争』、四刷

『彼らの見た壬辰戦争』、四刷。一年かかりましたね。その間、私は民族主義者と親日派といった両極端の評価を受けたりもしましたし、この本が何らかの学問的な意義を有しているのか、私としては未だに疑問ですが、そんな中にも、本は一人歩きをしていました…

『脇坂記』と『吉野甚五左衛門覚書』

『文献と解釈』の53号から62号まで、壬辰戦争に関する4つの文献を翻訳しました。『西征日記』と『清正高麗陣覚書』は戦争中の小西・加藤両軍の動向を伝える初期の文献で、『高麗船戦記』と、只今翻訳を終えた『脇坂記』は水軍の動向が分かる分権です。連載10…

大滝則忠- 戦前期発禁本のゆくえ

大滝則忠 - 戦前期発禁本のゆくえ1.はじめに 2.戦前期の発禁本のあらまし 2−1.内務省管轄の出版警察の領域 2−2.なぜ、処分されたか 2−3.私が発禁本に取り組んだ理由 2−4.発禁本の定義 2−5.発禁本の種類 3.戦前期の発禁本のゆくえ 3−1…

覚書2013.3.2-『アナホリッシュ国文学』

昨日は知人のご夫婦に久しぶりにお会いし、帰ってちょっとだけ寝た後、真夜中に起きて『アナホリッシュ国文学』原稿執筆。書くべき原稿の数が一日に一点ずつ減っていく感じは、ある種、被虐的な快感かも知れません。今日は夕方に帰宅して翻訳を一点。ああ、…

『懲ひ録』訳解本の特徴

某先生より、今冬、私が作業した『懲ひ録』訳解本の特徴は何か、というご質問がありました。オンライン空間を通じて『懲ひ録』翻訳記を掲載(?)しつつも、作業の特徴がまともに説明できていなかったことを反省し、この機会を借りて、今回の作業の趣旨を整…

覚書2013.3.1。想念

カナダに送る原稿を訂正する夜。そして、ツイッターを閉鎖した夜。残念ではありますが、未練はありません。匿名ユーザーの動きに神経を尖らせるには人生が短いので。 昨晩書いた柳成竜の伝記を『懲ひ録』の訳解本に載せられるようになりました。これで、訳解…