すくすく成長するダンビとは裏腹に、なんとなく色んなことが遅々とするこの頃です。妻が娘を連れて実家にいる間に休んだり、スピードを上げて執筆もしておきたいところですが、思ったとおりにはならないですね。キーボードをパタパタ打っていたら、いつの間…

最近頂いたご著書です。 短くは１０年、長くは２０年間、ダンボールに入れられたまま彷徨っていた本やコピーした資料を研究室の書斎に置く作業をしていたので、その間に贈呈された玉著を紹介できずにおりました。これからコピーした資料を整理する作業が残っ…

忙しい一週間でした。水曜日の奎章閣展示の開幕式に参加しましたが、出品した家蔵本が話題になって、欧米韓国学の元老であるBoudewijn Walraven先生と話し合うことになりました。木・金曜日は奎章閣シンポジウムの基調講演である立教大学名誉教授の小峯和明…

引越しの前に撮った、さる数年間住んでいた江南の端っこに存在する「板子村（パンザチョン）」、即ち、無許可村の写真をアップロードします。水晶村（スジョンマウル）、再建村（ゼゴンマウル）、九竜村（グリョンマウル）、月址村（ダルトマウル）の４つの…

『懲ひ録』の表紙が出来上がりました！ １０月中旬頃から書店で購入できるようになると思います。

秋雨の中、引越し完了。本を詰め込んだダンボールが研究室にぎっしり。とりあえず、古書と猫だけは真っ先に場所を指定してあげました。

江南区民としての最後の夜。偶然、この町の端っこにある、ソウルの開発から見捨てられた地域を通り過ぎることになり、せめて写真でも、と思ました。このアパート団地は近いうちに再開発されるでしょう。最後の風景です。

この間、数多くの玉著・玉稿をいただきましたのでご紹介したいと思います。それにしても、今日ソウルの天気は秋がもう少し深まったことを感じさせますね。まず、来年、三重大学で行われる荒山徹先生との対談に備え、対談の主催者である知り合いの先生から送…

「汎テュルク主義 Pan-Turkism」に関して調べていて、漠然としながらも、いくつかの焦点に気づいたので整理。１）汎テュルク主義の核心となるトルコ人・国の主なアイデンティティを「テュルク人（Turkic peoples）」と見なすか、「イスラム教」と見なすか。h…

5連休の冒頭に本の執筆を完了し、昨日は丸一日寝ていました。今日は真夜中に起きて論文審査の依頼件を処理し、昼間は、10月に奎章閣で新しく始まる展示に出品される文献の解題を書きます。作業中に有用なウェブサイトを二つ見つけましたので紹介します。東外…

妻は娘と一緒に実家にいます。私はコーヒーを飲みながら、HistoryチャンネルのAmerican Pickersを観ています。この番組を見ると、自国の歴史の具体的なものを大事に思うことが、アメリカという国の底力ではないかと思うようになります。昨日は『懲ひ録』の刊…

昨日は韓日関係史学会の例会に参加しました。例会の場所がある西大門駅一帯には、植民地に旧日本軍の幹部たちの宿所として使われたといわれる建物が散在していて、以前から注目しています。近日中にこの辺りを歩いてみたいですね。『懲ひ録』の索引作業を終…

少し安定を取り戻しましたので、新しい職場に届いた玉著・玉稿をご紹介します。イ・チャンイク『朝鮮時代における暦の変遷と歳時儀礼』創作と批評社、2013 : 最近、暦書・暦法関連のシンポでお会いした先生です。私は趣味で江戸時代の暦書・暦法に興味を持っ…

熊本の知人による拙稿の感想。恥じ入るばかりです。http://myungsoo.blog106.fc2.com/blog-entry-147.html 朝鮮牛肉丸、江戸時代の万能薬

出勤が始まってから忙しい日々が続いています。新しい場所に移り、落ち着くまでは、もう少し時間が必要になりそうです。と同時に、発表と執筆の依頼は徐々に、しかし確実に増えてきています。今日はソウル大学内で開かれる満洲語ゼミにオブザーバーとして参…

ダンビの体重が4キロに近づいています。そろそろ食事を調節したほうがいいという話を聞いて、急いで生まれてインキュベーターに入っていたことが与えたストレスが私たち夫婦と娘に共に存在するのではないかと思ってみたり。自分で哺乳瓶を持てるまでに育ち、…

昨夏は特に暑く、夜、家で作業する時は、コップに氷をいっぱい入れてからコーヒーを注いで飲んでいました。ところが、昨日からはコップに氷を入れなくなりました。昼間に外にいる時は、依然としてアイス・アメリカノを飲むのですが、夜になると、床が冷たく…

今後の研究のためにロシア語を勉強したいと思うようになったのは数年前からですが、放送通信大学校にロシア語コースが設置されていないことを知って挫折していました。そんな中、今年の秋からソウル大学で勤務することになったので、学校の教養ロシア語コー…

今日は雨が降って、湿っぽい一日でした。おかげで風邪気味です。ほぼ7ヶ月ぶりに高麗大学民族文化研究院満洲学センターの皆様に再会し、5月に開かれた「近世東アジアと満洲族文化」の発表集をいただきました。もう一つの発表集は、先週コメンテーターを担当…

今日は産後調理院から脱出した妻とソウル大学奎章閣の研究室に行きました。妻と娘が家に来る前に、少なくとも和本だけでも研究室に移さねばと思い、一包み持っていきましたね。20年間背負って歩いていた本やコピーを置く空間ができたのは嬉しいですが、家に…

物事をよく分別される方々が、世の中には大勢いらっしゃるということを実感したここ数年です。黙々と、私自身と世の中の理解者らを信じて研究するのみ。

今日、ソウル大学奎章閣韓国学研究院のHK教授(助教授)に任命されました。今後、研究者としてどのような人生を歩むことになるのか、全く予想できませんが、これからも先生方のより一層のご指導の程をよろしくお願い致します。

思いのほかに忙しい8月を過ごすことになり、先週も一日も休む日がなかったのですが、今日になって、やっと一日中家でのんびりしています。今年の誕生日のプレゼントは休息、というわけですね。まだ8月の最後の仕事である、国立中央図書館所蔵の和本の解題作…

昨日は朝から晩まで４件の営業で回りました。帰宅して洗濯まで済ませたら夜３時になりました。今日は奎章閣で開かれるシンポジウムでコメンテーターを勤めることになっています。目を覚ました時、雨があがっていたら嬉しいですけど。昨日訪れた知人の仏画展…

月・火曜日にソウル大学で行われた「東アジアの武将伝」シンポジウムが無事終わりました。私は原稿の翻訳、通訳、個人論文発表などを行いました。今回は韓国と日本の武将伝に関する論文が発表されましたが、これに中国関係の論文を含めて、来年3月に『アジア…

8月19日の月曜日と23日の金曜日に奎章閣で二つのシンポジウムが開かれます。月曜日は前近代韓国と日本の武将の伝記・小説をテーマとした国際大会で発表兼通訳。金曜日は江戸時代の暦法に関するオクスフォード大学の方の発表のコメンテーター。私の趣味の一つ…

宣言します。秋が来ました。昨晩は産後調理院に妻と娘を見に行って、歩いて帰宅しました。先日までとはガラッと変わって、空気が乾燥していて、歩いたら気持ちよかったですね。寝る直前、ちょっと寒いなあと思い、風邪薬を飲んで眠りましたが、夜明け前、今…

来週の月曜日にソウル大学奎章閣で開かれるシンポジウムで発表する原稿を書きながら夜を明かしました。1926年に植民地朝鮮でハングルで刊行された『壬辰兵乱清正実記』。奇妙な本です。この論文は来年、『アジア遊学』の特集号に掲載されます。その後、この…

国文学研究資料館「蔵書印データベース」。蓄積された資料の量が膨大です。カテゴリー分類機能はないようですが、若干の工夫で利用可能になります。なお、リンク集もご参考になるでしょう。http://base1.nijl.ac.jp/~collectors_seal/

本当に、甚だしい蒸し暑さでした。原発マフィアによる賄賂事件の影響でソウル大学の建物ではエアコンをつけることもままならず、今日はカフェーで日本語ゼミを行いました。どうして、原発事故は日本で起きたのに、韓国の方がもっとひどい電力状況になったの…