つぶやき。

今学期は私の人事問題で大いにもめています。今回の危機は何とか乗り越えそうですが、韓国で日本文学・文献学を研究することの困難さには、覚悟していた以上に厳しいものがあります。向うから戦いを挑んできた以上、勝つしかありませんが、その後、できるな…

『日本の対外戦争』(『異国征伐戦記の世界』)が、2017年度大韓民国学術院優秀学術図書に選ばれました

『日本の対外戦争』(元タイトル『異国征伐戦記の世界』、笠間書院)が、2017年度大韓民国学術院優秀学術図書に選ばれました。http://www.kyobobook.co.kr/product/detailViewKor.laf?ejkGb=KOR&mallGb=KOR&barcode=9788932917931&orderClick=LAG&Kc=

『韓半島とユーラシア東海岸の500年史』、9刷となりました

『韓半島とユーラシア東海岸の500年史』、9刷となりました。9,500部。電子書籍を含めて、1万部を超えたとのこと。

熊本県立大学・大島明秀先生より賜った玉稿と資料

数年前に交流が始まってから、ご本人の研究成果や、九州地域における古文献の調査結果を1冊、2冊ずつ送っていただいています。おかげで、留学した関東とともに、熊本一帯を、日本における自分の第2の研究拠点とみなすに至りました。ありがたく、うれしい…

『朝鮮日報』書評【縦横無尽人文学】連載、満2年

『朝鮮日報』書評【縦横無尽人文学】を連載して満2年、24回目を迎えました。ただただ感謝です。

memo 170504 - 最近決まった二つのこと

最近決まった二つのこと。8月最後の週にオランダ・ライデン大学で集中講義を行います。ここの東アジア研究所のポスドックに応募した2009年を思い出します。一方、『異国征伐戦記の世界』(日本語2010、韓国語2016)、『戦争の文献学』(韓国語2017、日本語2018)…

memo 170426 -『戦争の文献学』の設計図

2015年12月に初めて画いた、『戦争の文献学』の設計図。量が多い論文や本を書く際は、こんな設計図を机の上に貼っておいて修正する過程を経ます。明日、西江大学で行われる講演では、この設計図をお見せしながら『戦争の文献学』のことを語ります。

大島渚と村上春樹

1995年、学部2年生の時、金春美先生の「日文講読」という授業で大島渚の文章「不可能性の発見」を読みました。自分に何ができるかを探す歳から、自分に何ができないかを探す歳へと変わる時期が人生にやってくる、といった内容です。当時は日本語の勉強に精い…

浜田啓介「幕末読本の一傾向」『近世文芸』1961年5月号

『近世文芸』1961年5月号に掲載された浜田啓介先生の玉稿「幕末読本の一傾向」。研究者としての自分の人生の中で、一番重要な論文です。政治と文学、国際戦争と文学。特に、19世紀の冒頭、1800年に壬辰戦争文献の出版がブームをなしたことを述べる次の…

新装

新装。壬辰戦争から満洲国まで。

「大韓赤十字病院」のこと

ヤフオクで見つけた文献が韓国近代史における重要文献であることを確認し、ソウル大学医学博物館に情報提供したところ、無事入手され、館内に専用コーナーが新設されました。これまで運営の実態が全く把握されていなかった「大韓赤十字病院」に関する資料で…

『戦争の文献学』のことで『東亜日報』とインタビュー

先日、『戦争の文献学』のことで『東亜日報』とのインタビューを行いました。 写真は、竜山にある戦争記念館の、「羅禪征伐」コーナーで撮りました。 羅禪征伐とは、1654・58年の二回にわたり、清・朝鮮連合軍が沿海州でロシアコサックとぶつかった戦…

松方冬子『日蘭関係史をよみとく 上巻 つなぐ人々』(臨川書店)

先日、史料編纂所の松方冬子先生が御訪韓になり、短い時間ではありましたがお話しすることができました。そして、玉著『日蘭関係史をよみとく 上巻 つなぐ人々』(臨川書店)をいただきました。最近、オランダ語を勉強しており、いずれは前近代における日本・…

『京郷新聞』とのインタビュー

新刊『戦争の文献学』をテーマに、『京郷新聞』とのインタビュー。写真の中の和本は、露米商会のレザノフが1806年に長崎に入港したことを伝える写本です。http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?www&artid=201703132122005&code=960201

朝鮮日報とインタビュー

拙著『戦争の文献学』について、朝鮮日報とインタビューを行いました。http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2017/03/10/2017031000100.html

『韓半島とユーラシア東海岸の500年史』の中国語版が刊行されることになりました

拙著『韓半島とユーラシア東海岸の500年史』の中国語版が刊行されることになりました。日本語版は勉誠出版から刊行されることが確定していますが、このようにして東アジア3か国語で拙著が揃うことには、ただただ感謝するのみです。

170309『戦争の文献学』発売状況

未刊行状態で予約だけで、オンライン書店ALADINの東洋史分野週刊1位。 今週の週末版の書評が楽しみです。昨日、三つの新聞社とインタビューを行いました。http://www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ItemId=100442148

『戦争の文献学』が出ました

『戦争の文献学』が出ました。

一週間

2冊目の研究書の出版を待つこの一週間(他にも待っていることがいくつかありますが)。ともかく、そわそわしていて、歯はうずうず、仕事ができませんね。速く週末になるといいのに。

表紙集め

これまで単独で執筆・翻訳したり、主要な共著者として参加した本の表紙を集めてみました。華やかで、気に入ります。

『戦争の文献学』の表紙が決まりました

『戦争の文献学:15〜20世紀の東シナ海沿岸地域における国際戦争と文献の形成・流通過程の関係の研究』、表紙が決まりました。3月初旬に刊行予定。今年中に日本語訳を完了する予定です。

橘誠『ボグド・ハーン政権の研究ーモンゴル建国史序説1911-1921ー』

力作。橘誠『ボグド・ハーン政権の研究ーモンゴル建国史序説1911-1921ー』Tachibana Makoto A Study on the Bogd Khaan Government - History of State-Building in Mongolia, 1911-1921https://www.kazamashobo.co.jp/products/detail.php?product_id=1106

1697年、アトラソフトがカムチャッカ半島の南端からクリル諸島の北端を眺める

1697年、アトラソフトがカムチャッカ半島の南端からクリル諸島の北端を眺める。

岩井重蔵という人

岩井重蔵が1918年にハバロフスクから福島の父親に送った手紙、そして、1919年の尼港事件で戦死した彼への追悼式関係文書が韓国で終結しました。複雑な気持ちです。彼のことについては『京郷新聞』連載の第2回目で取り扱いました。http://news.khan.…

和本の段ボールが届く

ワクワク。

『京郷新聞』連載13回目の原稿を完成

『京郷新聞』連載13回目のテーマは「フィリピンと日本、そして、韓国」です。次回のテーマは「タイと日本」。写真の人物は左からリサル、ピラール、ポンセです。有名な人たちですね。

都賀庭鐘の『康煕字典』「字典琢屑」と『義経盤石伝』に関する発表

来週の「東アジア文献学拠点構築研究会」で発表する予定の、都賀庭鐘の『康煕字典』「字典琢屑」と『義経盤石伝』に関する発表原稿を完成。前回は近藤重蔵、今回は都賀庭鐘、おそらく、次回のテーマは藤貞幹になるはずです。

memo 170205 -『小西一行記』のことで報告

先月、熊本県立大学にて『小西一行記』に関する発表を行いました。この興味深い文献のことを宣伝するために、現在、熊本の同僚らや東京の出版社との間で、共著の刊行を向けて話が進められています。『新刊東国通鑑』の際もそうでしたが、このように興味深い…

memo 170131 -『戦争の文献学』、索引作業完了

『戦争の文献学』、索引作業完了。表題語が1000個を超えました。後は表紙デザインが仕上がる番ですな。

memo 170131 -『戦争の文献学』の校訂を完了

『戦争の文献学』(Yeolinchaekdeul,2017、韓国語)の校訂を完了。後は索引作成を経て2月いっぱい刊行です。目次をご紹介します。ちなみに、今年か来年中に日本語版を刊行します。 ーーーーー 【序論】戦争と文献【第1部】『東国通鑑』と『懲ひ録』【第1章…