memo 170131 -『戦争の文献学』の校訂を完了

『戦争の文献学』(Yeolinchaekdeul,2017、韓国語)の校訂を完了。後は索引作成を経て2月いっぱい刊行です。目次をご紹介します。ちなみに、今年か来年中に日本語版を刊行します。
ーーーーー
【序論】戦争と文献

【第1部】『東国通鑑』と『懲ひ録』

【第1章】『東国通鑑』と日本
【第1節】朝鮮本『東国通鑑』の日本将来
●『東国史略』と『朝鮮史略』
●壬辰戦争の際に略奪された朝鮮本『東国通鑑』
【第2節】『新刊東国通鑑』と林羅山・鵞峰
●林羅山と読書
●林羅山と兵学
●林鵞峰の『新刊東国通鑑』序
●林鵞峰の序文への批判:松下見林と磯邊昌言
【第3節】日本における『新刊東国通鑑』の流通
●『東国通鑑』と『三国史記』
●『新刊東国通鑑』と水戸学
●貝原益軒『和漢名数』
●その他の『東国通鑑』の受容
●『東国通鑑』と18世紀の国学
【第4節】『新刊東国通鑑』の近代
●William George Astonと『新刊東国通鑑』
●『新刊東国通鑑』の板木と徳富蘇峰
【第5節】韓国文献、および韓国に関する中国文献の日本における流通
●『東国輿地勝覧』
●『芝峰類説』
●『経国大典』
●『攷事撮要』
●『東医宝鑑』
●『禅家亀鑑』と『四溟堂集』、そして、日遥上人・余大男
●『両朝平攘録』
●『武備志』
●『紀效新書』
●『朝鮮賦』
●『明史朝鮮伝』

【第2章】『懲ひ録』と世界
【第1節】『懲ひ録』と清・日本
●『懲ひ録』と江戸時代
●『懲ひ録』と近代
●清・日知識人の交流と朝鮮
【第2節】江戸時代における「壬辰戦争演義」の誕生
●中国の長編章回小説と「壬辰戦争演義」の誕生
●豊臣秀吉と鄭成功
●『絵本太閤記』の再出版と19世紀中期における日本の危機
【第3節】欧米の壬辰戦争・朝鮮情報
●イエズス会の文献
●Nicolaas Witsen『北東タタール誌(Noord en Oost Tartarye)』
●Engelbert Kaempfer『日本史(History of Japan)』
●Philipp Franz von Siebold『日本(Nippon)』
●William George AstonとPatrick Lafcadio Hearn
●William Elliot Griffis

【第2部】東シナ海沿岸地域の国際戦争と兵学

【第1章】日本の知識人集団と壬辰戦争・朝鮮情報
【第1節】貝原益軒グループ
●『朝鮮懲ひ録』の序文と兵学
●『朝鮮国正本千字類合』
●香西成資の『擊朝鮮論』・『日本地勢辨』と朝鮮
【第2節】木下順庵グループ
●木下順庵
●新井白石
●雨森芳洲
●雨森芳洲の「夷」意識と大江荊山の『金元清詩類選』
●松浦霞沼と朝鮮文献
●陶山訥庵
【第3節】伊藤仁斎グループ
●「海東夫子」伊藤仁斎
●伊藤東涯
●青木昆陽

【第2章】朝鮮の知識人集団と壬辰戦争・日本情報
【第1節】『異称日本伝』と『和漢三才図会』
●『異称日本伝』
●『異称日本伝』に引用されている兵学文献と韓致奫『海東繹史』
●朝鮮時代後期に読まれた日本の兵学文献:『南浦文集』と『本朝武林伝』
●『和漢三才図会』と朝鮮
●18−19世紀の転換期に朝鮮で行われた、壬辰戦争七年の集成作業
【第2節】木村蒹葭堂グループ
●木村蒹葭堂と朝鮮
●李徳懋と『和漢歷代備考』、そして、『吾妻鏡』
●『七經孟子考文補遺』と『古今図書集成』
【第3節】古賀精里グループ
●第12回通信使の訪日を前後した日本の状況:「北虜南倭」
●古賀精里と草場佩川
●古賀侗庵とロシア学・満洲学

【第3章】日本の兵学と朝鮮
●日本の兵学について
●朝鮮時代後期に蓄積された、日本の兵学に関する情報
●日本の兵学の研究者としての李徳懋
●日本の文・武に関する丁若?の見解
●前近代日本の仮想敵国
●東シナ海沿岸地域の例外的な存在であった、17−19世紀の韓半島