2015-01-01から1年間の記事一覧
数年ぶりに設計図を作成しました。 来年の一年間は、あの設計図を1冊の本にする作業をします。 文献が私の道を開いてくれることを信じて歩きます。いつものように。
李舜臣と加藤清正。ついに、彼ら。
アサド政府軍の爆撃によって焼けたシリア反軍地域の家々から集められた11,000冊の本を所蔵した図書館。本を読むことで生きていることを証明するこの場面から、第2次世界対戦当時、ロンドンの有名なシーンを思い出します。http://www.mirror.co.uk/news/world…
午前7時。最後の民防衛召集。満40歳の年までです。韓国は未だに休戦状態なのです。
日本語の拙著を韓国語訳しながら、5年前に本の中に盛り込んでおいたまま忘れていたアイデア、5年前はよく分からない状態で書いていて、今回、新しく分かってきたアイデアが少なくありません。今晩も『絵本太閤記』に関する箇所を翻訳していて、数件の収穫が…
秋の小さな夕焼け
「金応瑞vs.小西行長」の3回目が掲載されました。次回は「李舜臣vs.加藤清正」です。まあ、短めに書きますよ。http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2015/09/01/2015090102501.html「金応瑞vs.小西行長 3」ハト派の運命
現在、3つのゼミをやっています。「現代日本語講読会」、「韓国学の研究のための古典日本学講座」、「前近代日本文献講読会」。江戸時代の小説に『浮世ものがたり』というものがありますが、その冒頭に次のような文章が出ています。「世にすめばなにはにつけ…
金沢大学の杉山欣也先生より4点の玉稿を賜りました。『日露戦争未来記』のことを調べていて、ご研究に接しました。どうもありがとうございました。「夢みられた日露戦争、あるいは博文館の夢みた未来」『明治期雑誌メディアにみる<文学>』(筑波大学近代文…
世界中で無数に研究されてきた北太平洋沿岸地域の歴史について、はたして自分は何らかの成果を出すことができるだろうか?
ホルヘ・ルイス・ボルヘス「『ベオウルフ』の写本に書かれている詩」El otro, el mismo, 1964=========================================Composición escrita en un ejemplar de la gesta de BeowulfA veces me pregunto qué razones Me mueven a estudiar s…
『朝鮮ビズ』に連載中の「壬辰戦争列伝」。「金応瑞vs.小西行長」編の第2回目です。今回は小西に焦点を当ててみました。http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2015/08/04/2015080401730.html?rsMobile=false
日本が自国の防衛および米日同盟に必要な軍事的な措置を取ることを現実的に制御できないという認識とは別に、戦争自体への日本内部の反省とアメリカの圧力とが結ばれて作られた平和憲法は世界史的な価値を有するものであるという認識も有意義なことだと考え…
『朝鮮ビズ』の「壬辰戦争列伝」原稿を先ほど完成。発送して一息ついています。今月も「金応瑞VS.小西行長」編。来月まで3回書くつもりです。その次は柳成竜。この連載で最も書きたかった「金応瑞VS.小西行長」編が終わると、「柳成竜VS.小早川隆景」、「李…
文献と解釈研究会でやっている「30分講読」。今月からは『日露戦争未来記』(博文館、1898)を読みます。19世紀のSFとでもいえるでしょうか。
敗戦以前における、樺太の製紙会社分布図。ロシア領になって原始林に戻ったそうです。幸いなことです。三木理史『国境の植民地・樺太』中
アレクサンドル・クラスノシチョーコフ(Александр Михайлович Краснощёков).1920−22年の間に北東ユーラシアに存在した極東共和国の首長。「パパはナイーブだったのです。ナイーブなコミュニストでした。私はそんなパパが好きだったけど、結局、政治ではナ…
ゴルディロックスと3びきのくまのお話。ダンビがこの話を聞くのを好むのでよく読んであげるのですが、読めば読むほど奇妙な話だなと思います。今のダンビは父・母・赤ちゃんの三人が登場するのが好きみたいですが、もしかすると、赤ちゃんクマとゴルディロッ…
板木、角筆、コズミック・ウェブ。見えるものの向うに存在する構造。https://www.youtube.com/watch?v=rENyyRwxpHohttp://www.businessinsider.com.au/r-new-map-shows-milky-way-lives-in-laniakea-galaxy-complex-2014-9 A Stunning New Map Reveals For T…
「板木」の研究と「板本」の研究とは、視点や研究方法が自ずと区別されてくるはずである。二つの視点・研究方法のどこがどのように区別されるかを明確に認識し、研究成果として世に出す必要がある。写真は、架蔵の薬チラシの板木です^^
御意。衝撃の一日でした。研究者としての進化を遂げた日だったなあと、後になって振り返ることになるかもしれません。ーーーーーーーーーーーー「板木の学術的な価値はどこにあるのであろうか。それは一言で言えば、板木には近世出版現場の情報が非常に生々…
国学振興院の好意で入手した、朝鮮時代の文集の板木に関する研究書。板木学の確立を目指して。
やはり、私は板本を眺める時が一番落ち着きます。『東国通鑑』の板本をあれこれと比べていたら、風邪気味も和らぎます。今晩も興味深い発見を一つ。語れることがまた一つ増えました。世の中はよくなりました。世界中の機関が公開する原本イメージを多数利用…
【韓国学の研究のための古典日本学講座】1年足らずの間、『東北韃靼諸国図誌野作雑記訳説』を読んできました。訳出されたオランダ語の原文『Noord en Oost Tartarye』、もしくは、ロシア語翻訳本が読みたくなりました。8月からは古賀洞庵が編纂した『俄羅斯…
『新刊東国通鑑』の板木に出会って以来、本の見方が完全に変わりました。「板木のことを知らないで近世書誌学について語ることはできない」と、鈴木俊幸先生はおっしゃったのですが、その意味を痛感するこの頃です。
今年末の刊行を目途に韓国語訳している『異国征伐戦記の世界 : 韓半島・琉球列島・蝦夷地』(笠間書院)。元々は夏休みの終わり頃に刊行されるはずでしたが、他の仕事が終わらず、締切を何度も逃してしまいました。出版社には申し訳ない気持ちでいっぱいです…
共著を刊行しました。『遊びの朝鮮』。拙稿「近代韓国に入ってきた日本の遊び文化」を載せました。 双六・花札・立版古などのことに触れました。
明日は朝早くから講演があるので早く寝ないといけないのですが、Aisin Gioro Ulhicun先生の本『明代の女真人—《女真訳語》から《永寧寺記碑》へ』を読んでいて興奮してしまいました。3年前から勉強している満洲語、2年前に書いたサンタン貿易関係の論文、去…
「文化露寇」に関する論文を修正して再投稿。今年上半期の主な仕事が一つ終わりました。休日は、色々と雑文を書き、学位審査論文2点を精読し、『異国征伐戦記の世界』の韓国語訳を続行。
拙著『東アジア、海洋と大陸が拮抗する』が6刷に入りました。