メモ 2015 0716 - where toからhow toへ

やはり、私は板本を眺める時が一番落ち着きます。『東国通鑑』の板本をあれこれと比べていたら、風邪気味も和らぎます。今晩も興味深い発見を一つ。語れることがまた一つ増えました。

世の中はよくなりました。世界中の機関が公開する原本イメージを多数利用できるようになっています。私が古典日本学の研究を始めた頃と比べても、オンラインで研究できる環境が急速に整えつつあります。

他の業界における仕事の仕方については分かりませんが、文献学に限定しているならば、以前は資料がどこに所蔵されているかを確認して入手することが最も大事でしたが、今はウェブ上に公開されている膨大なイメージ・テキスト資料を、どのような視点で利用するかが重要になってきました。where toからhow toへと変わったといえるでしょうかね。