メモ 2015 0722 - 衝撃の一日

御意。衝撃の一日でした。研究者としての進化を遂げた日だったなあと、後になって振り返ることになるかもしれません。

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「板木の学術的な価値はどこにあるのであろうか。それは一言で言えば、板木には近世出版現場の情報が非常に生々しい形で残っているということに尽きる。つまり、板木には出版書肆や職人が何を考え、その板木が彼らによってどのような扱いを受けたかが形として明確に残っているのである。(中略)版本・文書による出版研究はそこで行きどまらずをえない。」

永井一彰『板木は語る』(笠間書院 、2014)19頁