脇坂記、満文老档、踊る渤海人、そして、海賊王

『文献と解釈』で連載している「近世日本の壬辰戦争文献」。今号には『脇坂記』の前半の翻訳と解題を載せます。ただ今、この作業が終わりましたので、これで今年の原稿作業はすべて終わりました。

 一方で、『満洲実録』の原資料である『満文老档』を読む会で、私の順番が回ってきましたので、明日はそのための資料を作ります。満洲語の勉強を始め、『満洲実録』の輪読会に参会して10ヶ月になりまして、その間、論文も一つ書きましたが、輪読会で発表を担当するのは初めてですので緊張します。

 写真の左下は、満洲語が支配層の言葉だった清王朝・光緒7年に刊行された唐本です。最近興味を持っているテーマに関わるので、ちょっと高かったんですけど、買ってきました。右下は北京大学に訪問中の考古学者の先生のご著書『踊る渤海人』。この度の訪中の際にお伺いすることになっていたので、ご著書を持っていって著者サインをいただきました!そして、m&m'sの「赤いナポレオン」。世界を征服する海賊王を夢見る妻を思い出して空港で買いました(笑)