和本を整理しながら感じたこと

この前、ヤフー・オークションで購入して知人に送ってもらった和本の整理は、未だに終わっていません。『たわれぐさ』の翻訳出版のためのあれこれや、昨日が締め切りだった、『文献と解釈』に連載中の壬辰戦争文献の、今回の打者である『西征日記』の翻訳のことなどで、和本の整理作業に1ヶ月以上かかっているのですが、ともかく、一点一点じっくり眺めながら、楽しみながらしまっているこの頃です。

今晩は、同じ占い本の異本2点と、中国起源の善書のこれまた異本2点を比べつつ、これらをどのように韓国の研究者に説明すればうまくアピールできるかを考えています。最初は、同じものを2度お願いしてしまったと、やや残念に思っていましたが、いざ紐解いてみたら、基本的には同じ本でも刊記が違っていたり、同タイトルではあるが三都板と地方板の関係であったりして、やっぱり、江戸の刊本の面白さを改めて覚えさせてくれますね。