『新刊東国通鑑』の印刷作業が終りました

『新刊東国通鑑』の板木533枚のうち、四分の一に当たる分の印刷作業が今日終了しました。最後の今日は、一枚の板を摺った数枚の中から最もできのよい紙面を選ぶ作業を行いました。

この過程で、ここ10年来、私が持っていた書誌学の常識が一つ破れました。職人の作業を実際に観察することで、予想以上にたくさんのことを学ぶことができました。この印刷作業は後3年続きます。果たして、どのような発見があり、どのような学問の枠が出来上がってくることでしょうか。追ってご報告いたします。