金曜日に拝受したご著書・玉稿

金曜日はソウル大学・高麗大学で二つの発表に対する討論を担当しました。近世日本における朝鮮時代の女性詩人の評価と、やはり近世日本における清朝への評価に関する発表でした。夜は文献と解釈研究会に参加し、朝鮮時代の学者に著述に関する二人の先生の調査報告を拝聴。新たに確認された文献のリストと説明を見聞きしながら、韓国古典学には、なされるべき根本的な作業がまだまだ沢山残っているということを改めて実感しました。
一方、金曜日は沢山のご著書・玉稿を拝受しました。昨日はソウルを縦横無尽して疲れ、帰宅後はすぐ寝てしまったので、今晩、感謝の心をこめてリストを紹介いたします。

HWANG Jaemun『安重根評伝』Hangyeore Chunpan、2011

順庵・安鼎福誕生300周年特別展『実学者の書斎‐順庵・安鼎福の本篭』国立中央図書館、

2012

『奎章閣所蔵国宝・宝物および世界記録遺産』2011

彭浩「近世日本の唐人処罰」『論集きんせい』30(近世史研究会、2008・5)
彭浩「長崎貿易における信牌制度と清朝の対応」『東方学』119(東方学会、2010・1)
彭浩「清朝は近世日本の対外関係をどう見たか」『東京大学日本史学研究室紀要 別冊「近世政治史論叢」』(2010・3)
彭浩「享保期の唐船打ち払いと幕藩制国家」『史学雑誌』119-8(史学会、2010・8)
彭浩「信牌制度に関する基礎研究」、藤田覚編『十八世紀日本の政治と外交』(山川出版社、2010)

金時徳「企画特集‐世界最古・最高の図書館「日本・名古屋の蓬左文庫」」『文献と解釈』60、2012年秋