ソウル大学での発表と前近代日本文献講読会

金曜日はソウル大学での発表、土曜日は前近代日本文献講読会。

壬辰戦争・丙子戦争のことを記した戦国期・近世日本の文献と後金・清代の満洲語文献を比較検討した金曜日の発表は、全力を尽くして準備しただけに、発表後は脱力感が感じられます。真夜中まで飲み会をしたので、一層そう感じるかも、です。笑

今回発表した内容については、今回はあくまで試論だったので、これからゆっくり研究を深化させつつ、長期的なテーマに発展させていくつもりです。それにしても、自分が歴史学者ではなく、文献学者であること改めて感じた発表でした。アイデンティティの確認。

講読会では、持っている江戸時代の勧善書の実物を会員の方たちにお見せしました。占い書や暦、勧善書、大雑書、文例集などなど、前近代日本の雑書の数々についても、焦らず、なるべく多くの実物を拝見しつつ、ゆっくりと研究の枠を作っていきたいと思います。