3月の訪日および発表

3月中旬に久しぶりに東京を訪れ、下記の2件の発表を行います。
どちらも急に決まった発表なので、まともな発表ができるか心配ですが、
誠意を持って対応させていただきたいと思います。

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日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画
日韓国際シンポジウム「太閤記をめぐる諸問題」

日時 2015年3月14日(土)
会場 実践女子大学(東京都渋谷区)

「『絵本太閤記』と浮世絵」 佐藤悟(実践女子大学)

「徳川史観から皇国史観の中の秀吉像へ―『絵本太閤記』の位置」 井上泰至(防衛大学)

「chapbookという視点から幕末明治期の太閤記物を考える」 金時徳(ソウル大学校)

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「文学と歴史叙述研究会」シンポジウム:
朝鮮史文献の出版をめぐる政治的含意

【趣旨】朝鮮古代から高麗末期までを記した史書『東国通鑑』は、江戸時代前期、徳川光圀によって出版され、近世日本の東アジア観に大きな影響を及ぼしましたが、その板木がこの度ソウル大学奎章閣で発見されました。その事の意味は、ひとり江戸時代に留まらず、近代における朝鮮史研究の政治的含意についても再考を促す可能性をはらむものと予想されます。金時徳氏が来日されるこの機会に、板木をめぐる概要をお話頂き、これを受けて、近世における本書刊行の意義について、通俗史書・軍記の方面から井上が、「日本外史」など頼山陽の朝鮮観については濱野靖一郎氏が報告することで、今回の発見の意義を多様な角度から明らかにしていきたいと思います。

会場:青山学院大学 総研ビル8階第10会議室

日時:3月18日(水)1400〜1700
パネラー 金時徳(ソウル大)
     井上泰至(防衛大)
     濱野靖一郎(法政大(兼))