瀧井一博、伊藤博文―知の政治家、中公新書

瀧井一博、伊藤博文―知の政治家、中公新書、2010

伊藤博文に関して深層的に調べなければならないという思いをさせた本です。一方、著者が伊藤博文の内面にちょっと入りすぎた気がします。国際問題に関する文章を書くためには諸外国語の文献が読めなければならないということを改めて確認させもしました。私も日露関係に関する本を著す計画を持っているので、くれぐれもこの点に留意すべきだと思いました。このように、色々と考えさせたので、こういった意味ではいい本だといえるでしょう。