メモ 2014 1118 - 転換

一ヶ月ほど、頭が停止した状況が続いています。これまでは発表・論文を依頼された後にキャンセルしたことはありませんでしたが、最近、研究の枠を構築することに失敗して発表を取り消しすることが起きてしまいました。締め切りを設定すれば文章が書ける、といったパターンも限界に達したようです。研究方法の転換が要求されます。

研究の転換というと、ロシア・韓国・日本の関係を本格的に取り扱うことに決めた後、関係する資料を収集・整理し、ロシア語を勉強するためには、最小1年の「暇」が必要であることを切に感じています。当分は発表・執筆・講演を最小限に抑えつつ引き篭ります。

来年、日本で2件ほどの論文を刊行することが予定されています。上半期に岩波『文学』に掲載される論文では、近世日本の軍記をイギリスの中近世文学の観点から眺めよう、といった、少々実験的な提案をするつもりです。下半期の論文集では、文学政治学的な観点から近世日本の軍記を取り扱うことを構想しています。どうしても、この手の研究は韓国より日本の学界に向けて発信することになるので不思議ですね。

娘を寝かせた後、私の研究人生において重要なポイントになりそうな論文を投稿したら、様々なことが頭に思い浮かびます。ダンビは、知恵を身に付けていく姿が日々目に見えるようで、感心しています。