メモ2014 0722 - マジノ線

昨日、某所で講演していて、最後にこんなことを言いました。現在の日本の軍事的な動きは、当たり前ながらアメリカの世界戦略による圧力に呼応する形で行われているものです。だとすると、アメリカが日本の軍事大国化を容認するマジノ線はどこなのか?私は3つぐらいを思っています。即ち、日本の責任あるポストにいる人が1)真珠湾空襲を正当化するか、2)アメリカ軍による日本大空爆を非難するか、3)広島・長崎への原爆投下が第2次世界大戦の終結を早めたというアメリカの正式見解を批判する。ここで気になることは、アメリカの容認なしに日本が北朝鮮と国交を結ぼうとしたら、果たしてアメリカはどのように反応するかです。小泉元首相のとき、故金大中大統領のとき、アメリカは決定的な瞬間に日本・韓国と北朝鮮との関係改善に待ったをかけました。私はここに注目しています。