メモ 2014 0311 - 壬辰戦争と満洲族

『週刊朝鮮』連載の次号では、壬辰戦争と満洲族の興起のことを述べます。この問題系に関する理解の枠を再確認するために関連書籍を山積みして読む今夜。高麗大学にいた頃、民族文化研究院の満洲学センターに通っていたことを思い浮かべます。

研究院の近くにいる内にがんばって勉強しようと思い、山の上にある研究院に毎週一回上りつつ、さまざまな思いをしましたね。ヌルハチの生涯を伝える『満洲実録』や満洲族の初期記録である『満文老档』等を読みながら作った人脈と知識は、私の学問世界を画期的に広げてくれました。今は遠くなったので通えなくなりましたが、代わりに、ソウル大学の中のゼミにオブじゃバーとして参加し、日本の東洋学が成し遂げた成果である東洋文庫本『満文老档』を一人で読みながら、満州語の感覚を失わないようにしています。

(面識はありませんが、)私の知っている限り、韓国で最も尊敬すべき人文学者であるソウル大学東洋史学科のKim Ho-Dong先生(http://en.wikipedia.org/wiki/Kim_Ho-dong)の水準に達することは願ってもいません。ただ、日本語・満洲語・ロシア語、そして、英語と中国語が披露するユーラシア東部の豊かな歴史を、少しでも理解することができるよう、がんばるのみです。