メモ20130408:2013年の遅いスタート

去る一週間、『懲ひ録』の初稿を、それぞれの版本と校勘しながら誤字・脱字を探していました。こんなに誤字・脱字が多かったのかと落ち込むこの頃ですわ。再校・3校でもこの作業の繰り返しでしょう。今回の本は、諸版本の校勘を中心に、5百個程度の注釈が付くことになりそうです。

先週末は国防大学で壬辰戦争をテーマに講義、来週末はソウル大学で武士道について講義。二年前から武士道関係で書いた小論文がいくつかあるし、何よりも、青山学院大学・佐伯真一先生の『戦場の精神史』といったすばらしい指南書がありますので、家蔵の和本をも副教材として利用すると、講義はすぐ終わることでしょう。

他には、水曜日に本を二冊契約します。韓国語の拙著の日本語訳と、壬辰戦争に関する韓国語の書き下ろし。このようにして、4分の1が過ぎた時点で、いよいよ2013年が本格的にスタートしようとしています。依然として先の見えない状況ですが、人事を尽くして天命を待つのみです。