『脇坂記』、など

今日は「日本近世史研究会」と「文献と解釈研究会」に参加。文献と解釈研究会では、二つの発表から得られたことが沢山ありました。なお、この数日間悩んでいた問題に関して、決心を固めました。真に紆余曲折した人生でございます・・・

一方、『文献と解釈』61号に『脇坂記』の訳注を載せました。あと1・2回で、壬辰戦争関連箇所の翻訳は終わると思います。『文献と解釈』に壬辰戦争に関する日本側の初期文献を訳注して2年ほどになりますが、『文献と解釈』の刊行部数が少ないため、多くの方々の目にとどまることができていませんでした。現在、いくつかの出版社と交渉を進めていて、あと5・6点ほどの文献の訳注を終えてから単行本として出版したいと思います。この本には、壬辰戦争のことを研究する際に頻繁に引用される主な短編的な文献を網羅するつもりでいます。

長編の文献は、一点ずつ独立した単行本にしようかと。

参謀本部による『日本戦史朝鮮役・文書』(http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/936356)に載っている古文書などは、別の措置が必要になるでしょう。おそらく、これはチームで作業しないと、です。