最近いただいた玉稿・著書2012.12.26

クリスマスイブに友人らと飲んで、クリスマス当日はのんびり過ごしました。おかげで今日は夜明け前に起きてしまいましたので、年賀状を送る住所を整理しています。韓国で過ごす期間が長くなるにつれて、韓国と日本とに送る年賀状の枚数が半々に近づいてきたことを知り、色んな思いがしましたね。時間が流れるのを感じます。

今日はいくつかの出版社を回って挨拶し、出版のことを相談し、最後には一杯飲むつもりです。今日を以って今年の忘年会は大体終わることでしょう。ここ数日間感じている平穏な寂寞が続くことを願います。

最近頂いた玉稿・著書を紹介します。

●鄭炳説「British Library所蔵の京版ハングル小説再論‐背紙から推論した坊刻本の刊行状況を中心に」:19世紀‐20世紀の転換期における韓国・日本・中国・ベトナムの大衆出版の問題を考えている私に示唆するところが多い論文です。

●Doojin Hwang『あなたのソウルはどこですか』:日本の都市を歩いて感じたことを、ここソウルを歩いても感じることでできるという確信を与えてくれました。

●John Baylis他『Strategy in the Contemporary World』:これからの2年間、研究の糧になる可能性がある研究書。

●伊藤聡「天文年間における吉田兼右の山口下向をめぐって」『文学』13‐5、岩波書店、2012・9:伊藤先生とは、ソウルで開かれた日本説話文学会の大会の場で1年ぶりに再会しました。大内氏のことに関心を持っていますので、玉稿は勉強になります。

●『汲古』62、2012・12:やはり日本説話文学会の際に再会した笠間書院の岡田さんから頂きました。いつか汲古書院でも本が出せたらと思いますが・・・