韓国18世紀学会、近世古文書、アクシャン
昨日開かれた「韓国18世紀学会」大会には、メディアの友好的な報道などのおかげで、3桁の方々がいらっしゃいました。前回までの3・4倍の方々が来場しましたので、暫くの間、戸惑いましたが、まもなく、冷静を取り戻し、無事大会を終えることが出来ました。私も大過なく発表しました。ほぼ純粋に日本のことに関して話しても、その話題をどう加工し、どう伝えるかによって、韓国でも反応を引き起こすことができるという平素からの考えを再確認しました。
これで、5月に予定されている5つの発表のうち、残るは水原博物館での講義のみになりました。昨晩から、6月に韓国古文書学会での発表「近世日本の古文書について」の準備に思考回路を転換しています。去年、ソウル大学の記録管理学の方々への講演と多少重なる内容もありますが、今回は、近世日本における古文書の生産・伝達システムの大枠を紹介するという側面を強調しようと思っております。今日は正午ごろに起きて、関連書籍やウェブを探しながら構想を練っています。満州族の歌手、アクシャン(akxan)の歌を聴きながら。明日は満洲語初級授業の最後の日です。「三田渡碑」を講読します。感慨深いです。