和本リテラシー国際研究集会 in ソウル

九州大学韓国研究センター・国文学研究資料館・高麗大学日本研究センターの共同主催で、18日に「和本リテラシー国際集会INソウル」が高麗大学で開かれます。中野三敏先生の和本リテラシー関連のご講演をはじめ、ロバート・キャンベル先生のご発表、そして、私の発表などが予定されています。私の発表は、基本的には、笠間書院で出版された共著の第5章の通りです。但し、当時は充分検討できなかった朝鮮後期の学脈の説明や、先々週の井上泰至先生のご発見の予告などが追加されます。

日時:2011年7月18日(月) 午前9時〜午後6時
場所:高麗大学校日本研究センター 円形講義室
主催:高麗大学校日本研究センター・国文学研究資料館・九州大学韓国研究センター
後援:高麗大学校・韓国研究財団
全体テーマ:「ソウル発日本学」

開会式司会:松原孝俊(九州大学韓国研究センター センター長)
挨拶:今西祐一郎(国文学研究資料館 館長)

第一部 在外和書所在情報セミナー(司会:松原孝俊)
遼寧省図書館所蔵旧日本語文献の源流、整理と利用:王筱雯(遼寧省図書館 館長)
台湾大学図書館所蔵の日本古典籍について:洪淑芬(台湾大学図書館 特蔵組)
韓国国立中央図書館所蔵の日本関係資料:安惠蓂(韓国国立中央図書館図書館研究所)
京城帝大とソウル大の図書館:韓国の大学図書館の誕生:鄭駿永(翰林大学校日本学研究所専任研究員)
『朝鮮半島・満洲日本語文献(1869-1945)目録集』(全13巻)、『朝鮮半島・満洲日本語文献(1869-1945)目次集』(全27巻):崔官(高麗大学校日本研究センター 所長)
東アジア諸国・諸地域における国文学研究資料館の日本古典籍資料調査の概要:大高洋司(国文学研究資料館 教授)

第二部 和本リテラシーセミナー in Seoul(司会:海野圭介(国文学研究資料館 准教授))
講演 和本の海へ:中野三敏(九州大学 名誉教授)
パネルプレゼンテーション:ロバート・キャンベル(東京大学 教授)
新古今和歌集の撰集資料-国文学研究資料館蔵定家筆断簡について-:寺島恒世(国文学研究資料館 教授)
通信使の諜報活動から朝鮮に齎された『撃朝鮮論』:金時徳(高麗大学校日本研究センター HK研究教授)