【南シナ海問題】ベトナムの若者が抱く複雑な中国観―北京で考えたこと

最近の問題に関して、大変示唆に富むコラム。記事が伝える、勃興する中国への脅威は、中国と国境を接している国なら、どこでも感じていることだと思います。

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現在の東アジアの情勢は、秦という強国に対して、周辺諸国が「合縦」と「連横」とのどちらかの選択を迫られていた戦国時代末期にやや似ています。しかし、当時と現在との根本的な違いは、中国とアメリカとの二極体制であること。選択肢は増えました。中国の戦国時代末期と似たようでことなるのは、先日刊行された共著での対談でも言ったとおり、韓半島の場合、日本はたまに侵略してきたが、中国はしょっちゅう侵略してきました。現に、北朝鮮への中国の接近・圧力は続いています。日本と韓国とは、アメリカといった、海の向こうの帝国の下で同盟関係を結んでいます。韓国としては、中国・アメリカの間で微妙な均衡を保つことが外交の基本なのは勿論です。しかし、敵の敵は友達であると説いたのは毛沢東でした。昔の陸軍と今の海軍・空軍とを対等なものとして見るとしたら、最近、南シナ海においてベトナム・フィリピンが示す外交戦略は、韓国には見慣れたものです。